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山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也

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2014.12.28
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テーマ:街歩き(664)
カテゴリ:街歩き

 朝ドラ散歩を少しさぼっていた。天候もあったが、何よりも気分が乗らなかったのだ。30年も前に、朝起きると全く気力がないという時期があった。低血圧だったのだ。それと似ているが、いまやちょっとした高血圧症(かかりつけの医者が140は高血圧症だと言い張っている)で、それは理由にならない。ただの「めんどくさがり」なのだ。
 イオの顔を見るのが少しばかり気が引けて辛くなったので、まだ明るんでいない時間に家を出た。長町に着く頃には明るくなるだろうという算段だったが、なかなか明るくならないので、少しばかり遠回りの道をゆっくりと走った。

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Photo A 旧国道4号(奥州街道)。(2014/12/28 6:35)

 コインパーキングから大通りに出て、北に歩く。道脇に国道4号のマークと東京から348kmの看板があるが、ここは旧奥州街道の旧国道4号である。この道に平行にJRの東北本線、東北新幹線が走っていて、その東側に新しい国道4号が出来ている。さらにその東には国道4号のバイパスが走っている。

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Photo B1(左) 長町一丁目の住宅地(1)。(2014/12/28 6:42)
Photo B2(右) 長町一丁目の住宅地(2)。(2014/12/28 6:45)

 旧国道を北に歩いて最初の信号で道を渡り、すこし引き返してから住宅地の細道に入った。旧国道沿いには大きなマンションが多く建てられていたが、裏道には民家に混じってアパートがたくさんある。
 戸建ての民家と思って近づいたら、一階にドアが一つ、二階にもドアが一つという二階建てのアパートだった。一階に何室あるのか分からないがそんなに広くはない。2所帯だけのアパートというのは珍しいのではなかろうか。

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Photo C1 木流堀沿いの道。(2014/12/28 6:49)

 住宅地の中を二度ほど曲って、まっすぐな道を行くと突き当たりは、木流堀沿いのやや広い道である。その道を左折する。 木流堀は、藩政時代初期に作られた堀で、名取川の六郷堰から広瀬川の広瀬橋上流に繫がっている。名取川上流で切り出した木材を広瀬川経由で城下に運ぶという目的だったのだが、一般の農産物の運搬にも使われたという。
 7、8年まえに広瀬川が大渇水のとき、この堀を使って名取川の水を広瀬川にある程度の量を流したということがあった。名取川から広瀬川への一方通行だが、そういう役にも立っている堀である。

 木流堀沿いを西に進む道の向こうには大年寺山が見える。その高台には東北工業大学の建物、中腹には仙台三桜高校の建物が見える。三桜高はかつて仙台第三女子高校だったのだが、宮城県立高校の男女共学に伴って校名が変わった。

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Photo C2(左) 木流堀を渡って大年寺方向へ。(2014/12/28 6:56)
Photo C3(右) 国道286号をくぐる隧道。(2014/12/28 6:59)

 木流堀には住宅に応じて小さな橋がたくさん架けられている。堀沿いの道を西に歩き、橋を渡って大年寺へ向かう道に入る。道は国道286号で行き止まりになるが、脇に国道の下をくぐる歩行者専用のトンネルがある。

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Photo D1 大年寺の参道と山門。(2014/12/28 7:02)

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Photo D2(左) 山門の向こうは高い石段。(2014/12/28 7:03)
Photo D3(右) 石段を眺めるだけ。(2014/12/28 7:04)

 トンネルの最後は階段になっていて、国道の歩道に出る。階段を上がったところが大年寺の参道入口である。坂の上に山門が見える。この大年寺は、仙台市野草園やいくつものテレビ塔が建っている大年寺山の名前の由来の寺である。
 坂道を山門まで上がると、さらにその奥に石段がずっと続いている。その階段を下りてきて、山門前に止めた自転車の乗って行く勤め人ふうの人がいるかと思えば、ジャージー姿の人が石段を上がって行ったりする。
 イオと私は、ずっと続く石段とそれを登って行く人をしばし眺めてから、山門を跡にして坂を下った。あの石段を上がって本堂まで行くなどとはついぞ思いもしなかった。ガンガンと山を登っていた昨年の一匹と一人はもういないのである。

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Photo E1 秋保通り(国道286号)。(2014/12/28 7:06)

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Photo E2 秋保通りから見る日の出。(2014/12/28 7:06)

 大年寺の参道から286号に戻る。ここで初めてこの道を「秋保通り」と呼ぶことを中央分離帯の看板で知った。国道286号は旧秋保町を通るが、秋保温泉の手前で川崎町に向かい、そこから笹谷峠を越えて(今はトンネルだが)山形市に向かう道である。

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Photo F 福聚院山門。(2014/12/28 7:09)

 秋保通りを南に歩く。右手に福聚院の山門が現われる。山門から覗くと、平屋根の近代的(?)な本堂が見える。福聚院は「奥州仙台七福神」の一つで布袋尊を祀っているという。
 そういえば、朝ドラ散歩で荒町を歩いたときに仙台七福神の一つである毘沙門堂を見たことがあった。そのとき、七福神巡りをするのも一興だと思った記憶があるが、今の今まですっかり忘れていた。

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Photo G1 ふたたび木流堀に沿って。(2014/12/28 7:17)

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Photo G2 木流堀に沢が合流する地点。(2014/12/28 7:23)

 木流堀が国道286号と交差するところからふたたび堀沿いに道に入る。堀と道の両脇は普通の住宅地である。やはりその住宅に応じて小さな橋がたくさん架けられている。
 やがて道は堀から離れるが、地図を見ると上流に合流点があるので、それを見に行った。木流堀の左岸から同じような堀が合流しているが、すぐ上流は急激な傾斜になっていて、大年寺山や八木山からの自然の沢が流入しているようだ。

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撮影場所(地図のベースは、「プロアトラスSV7」)。


【続く】






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Last updated  2014.12.28 18:34:43
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