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テーマ:街歩き(664)
カテゴリ:街歩き
このような書き出しで始まるきわめて重要なニュースが「swissinfo.ch」に掲載された。ベルン大学社会予防医学研究所のグループは、スイス全土の宇宙線と大地放射線、及びチェルノブイリ事故後のセシウム137を4平方キロメートルごとに測定してマッピングした「Raybachレポート」を用い、1990年から2008年までの小児ガン患者1782人の住んでいた場所の環境放射線による毎時の放射線量と生まれたときから調査時までに浴びた総線量の両面からガンにかかるリスクを分析した。
スイス国民が受ける環境放射線量の平均は109nSv/hr(約0.1μSv/hr)、山岳部には0.2μSv/hrを超えるところもあって、この地域差はガン発生リスクに反映されている。チェルノブイリ由来のセシウム137による被ばくは約8nSv/hr(約0.008μSv/hr)に過ぎない。 「自然には放射能が存在しているのだから、低線量の被ばくは問題ないのだ」という俗説が流布している。文科省が作製した『小学生のための放射線副読本 ~放射線について学ぼう~』には、「放射線は、宇宙から降り注いだり、地面、空気、そして食べ物から出たりしています。また、私たちの家や学校などの建物からも出ています。目に見えていなくても、私たちは今も昔も放射線のある中で暮らしています」という、あたかも放射線は空気か水のようなものと思わせるような記述がある。そして、自然から受ける年間の被ばく線量が2.1mSvだと記している。 ベルン大学の研究が明らかにしたことは、自然放射線もまた発ガンや遺伝子異常のはっきりした原因となっているということだ。つまり、宇宙線や自然放射線も生命にとっては「危険因子」だということである。宇宙線や自然放射能は存在しない方が望ましいのである。残念ながら、生命はこのような地球に発生し、放射線を含むさまざまな種類の危険因子にもかかわらず生き延びることができたのである。
時間通りに勾当台公園に着いたが、いつもより人が多いようだ。連休中のデモは参加者が少ないだろうと予想していたので、すこしばかり驚きである。
フリースピーチは、先週の「脱原発市民会議」の発足集会の報告、4月25日の映画『日本と原発』上映会開催の報告と5月24日の再上映の告知、福島相馬双葉地区の福島原発事故被災病院の現状と復興への報告会(5月15日18:30~、仙台市シルバーセンター6階第2研修室)の告知があった。
先週は日曜昼デモだったせいか、それとも時間が30分繰り下げられたせいか、デモはずいぶんと暗い中を出発するように思えた。おまけに、街路灯の光量が弱い道では、カメラのシャッターが落ちないことがあった。
今日も脱原発犬チョモランマさんは元気に歩いている。飼い主さんの右に出たり、左に回ったり、とても楽しそうだ。
定禅寺通りから広瀬通りまでの一番町は「一番町四丁目商店街」で、広瀬通りから青葉通りまで「ぶらんどーむ一番町」とばかり思っていたが、「ぶらんどーむ一番町」は広瀬通りと中央通りまでで、中央通りから青葉通りを越えて南町通りまでが「サンモール一番町」となっていた。大通りで分けられているだろうというのは、ただの思い込みだった。 「ぶらんどーむ一番町」が「サンモール一番町」に替わるとすぐ青葉通りに出るそのあたりで、不思議な行動をする若い人が現われた。デモの私たちにアピールするかのように、デモのすぐ脇を駆け上がって、デモの先頭の前を横切ってどこかに消えるのである。青葉通りに出るとデモは車道を歩くので、それができなくなって車道に佇んでデモを眺めていた。30歳前くらいの、洒落た身なりをした若い男性である。本日の不思議さんである。
1匹と60人は、いつもの元気で暗い青葉通りを行く。暖かくなったら60人というのが普通の参加人数のようだ。寒いときは50人を切って40人というときもあったので、やはり暖かいというのはありがたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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