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山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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歩世亜@ Re:山形神室岳の中腹で(2025年6月9日)(06/09) お早う御座います。 自然の草花は素朴で…
小野寺秀也@ Re[1]:弘前夕景(2025年5月21~22日)(06/02) 歩世亜さんへ 津軽富士などとも呼ばれま…
歩世亜@ Re:弘前夕景(2025年5月21~22日)(06/02) お早う御座います。 岩木山は唄などに歌…
小野寺秀也@ Re[1]:桜の季節が過ぎたので(2025年5月21~23日)(05/23) 歩世亜さんへ 明治以降、早い時期に建て…

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2015.05.01
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テーマ:街歩き(664)
カテゴリ:街歩き

 福島第一原発事故以降、低線量被曝による小児ガンのリスクは欧州でも関心を呼んでいる。こうした中、スイス・ベルン大学が2月末に発表した研究は、低線量でも線量の増加と小児ガンのリスクは正比例だとし、「低線量の環境放射線は、すべての小児ガン、中でも白血病と脳腫瘍にかかるリスクを高める可能性がある」と結論した。毎時0.25マイクロシーベルト以下といった低線量被曝を扱った研究は今でも数少なく、同研究はスイスやドイツの主要新聞に大き く取り上げられ反響を呼んだ。

 このような書き出しで始まるきわめて重要なニュースが「swissinfo.ch」に掲載された。ベルン大学社会予防医学研究所のグループは、スイス全土の宇宙線と大地放射線、及びチェルノブイリ事故後のセシウム137を4平方キロメートルごとに測定してマッピングした「Raybachレポート」を用い、1990年から2008年までの小児ガン患者1782人の住んでいた場所の環境放射線による毎時の放射線量と生まれたときから調査時までに浴びた総線量の両面からガンにかかるリスクを分析した。

 その結果、数値としては「生まれたときから浴びた総線量において、総線量が1ミリシーベルト増えるごとに4%ガンにかかるリスクが増える」を結果として提示した。

 スイス国民が受ける環境放射線量の平均は109nSv/hr(約0.1μSv/hr)、山岳部には0.2μSv/hrを超えるところもあって、この地域差はガン発生リスクに反映されている。チェルノブイリ由来のセシウム137による被ばくは約8nSv/hr(約0.008μSv/hr)に過ぎない。
 この結果は、福島の帰還区域の年間被ばくを20mSvとすることが、いかに国民の生命、健康をないがしろにする決定であるかを証明している。もちろん、100mSv(あるいは200mSvや500mSv)以下なら健康に影響がないとする「閾値仮説」がでたらめであることも証明している。いま、世界の趨勢は、発ガンや遺伝子異常は被ばく線量に正比例するという「直線閾値比例仮説」に従うようになっている。
 原発推進の国々に主導される国際放射線防護委員会ですら、一般人の年間被ばく限度を1~20mSvとして各国の裁量で定めるよう勧告しているのは、「閾値仮説」を採用できないことの証左でもある。閾値が存在するなら。その値を勧告すればいいのであるが、それができないということだ。

 「自然には放射能が存在しているのだから、低線量の被ばくは問題ないのだ」という俗説が流布している。文科省が作製した『小学生のための放射線副読本 ~放射線について学ぼう~』には、「放射線は、宇宙から降り注いだり、地面、空気、そして食べ物から出たりしています。また、私たちの家や学校などの建物からも出ています。目に見えていなくても、私たちは今も昔も放射線のある中で暮らしています」という、あたかも放射線は空気か水のようなものと思わせるような記述がある。そして、自然から受ける年間の被ばく線量が2.1mSvだと記している。
 これは、数mSvという放射線被ばくは何でもないことだという印象操作(悪く言えば「洗脳」)にしか思えない。「総線量が1ミリシーベルト増えるごとに4%ガンにかかるリスクが増える」のであれば、1mSvか2mSvかはとても重要な因子のはずだ。

 ベルン大学の研究が明らかにしたことは、自然放射線もまた発ガンや遺伝子異常のはっきりした原因となっているということだ。つまり、宇宙線や自然放射線も生命にとっては「危険因子」だということである。宇宙線や自然放射能は存在しない方が望ましいのである。残念ながら、生命はこのような地球に発生し、放射線を含むさまざまな種類の危険因子にもかかわらず生き延びることができたのである。
 原発推進論者の一部のホメオパシー信者が言うように「少量の放射線は体にいい」だとか、「自然放射線があるから健康なのだ」などというのは、「大地震や津波があるから人類は生き延びたのだ」というに等しいほどの愚劣な主張である。
 私たち人類は、大地震や津波の被害にもかかわらず生き延びてきたのだ。自然放射線にもかかわらず生き延びてきたのだ。大地震や津波と同じように、自然放射線も人類(生命)にとっては危険因子なのだ。ないほうがいいに決まっている。
 そして、人類はどれくらいの平均被ばく線量の増加に耐えて遠い将来まで生き延びることができるのか、現在の科学はその知見をまったく持っていないのである。

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勾当台公園野外音楽堂。(2015/5/1 19:01)

 時間通りに勾当台公園に着いたが、いつもより人が多いようだ。連休中のデモは参加者が少ないだろうと予想していたので、すこしばかり驚きである。
 今日のデモから夏時間になって、開始時間が30分繰り下げられたので、まちがって早く来ていた人もいたのだろうか。それで開始早々から参加者が多かったのかもしれない。

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今日のスピーカー。(2015/5/1 18:44~58)

 フリースピーチは、先週の「脱原発市民会議」の発足集会の報告、4月25日の映画『日本と原発』上映会開催の報告と5月24日の再上映の告知、福島相馬双葉地区の福島原発事故被災病院の現状と復興への報告会(5月15日18:30~、仙台市シルバーセンター6階第2研修室)の告知があった。
 また、東北電力の株主総会に向けて、再稼働をしないよう株主提案の準備を進めているという報告もなされた。

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宮城県庁前から仙台市役所前へ。(2015/5/1 19:10)

 先週は日曜昼デモだったせいか、それとも時間が30分繰り下げられたせいか、デモはずいぶんと暗い中を出発するように思えた。おまけに、街路灯の光量が弱い道では、カメラのシャッターが落ちないことがあった。
 暗すぎるのだろうと思って、絞りを開放側に変えても直らず、逆に絞るとシャッターが落ちるのだった。たぶん、暗すぎてオートフォーカスが決まらなかったのだろう。つまり、じっさいにそれほど暗かったのである。

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一番町に入って。(2015/5/1 19:18、19)

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コールする人、踊る人。(2015/5/1 18:20~32)

 今日も脱原発犬チョモランマさんは元気に歩いている。飼い主さんの右に出たり、左に回ったり、とても楽しそうだ。
 一番町に入っても、取り終えた写真はいつもより暗いようだ。商店街の照明はいつもと同じように見えるのだが、どうしたことだろう。カメラの機能を知り尽くしているわけでもないので、考えてみても無駄なのだが……

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一番町を抜けて。(2015/5/1 18:26~31)

 定禅寺通りから広瀬通りまでの一番町は「一番町四丁目商店街」で、広瀬通りから青葉通りまで「ぶらんどーむ一番町」とばかり思っていたが、「ぶらんどーむ一番町」は広瀬通りと中央通りまでで、中央通りから青葉通りを越えて南町通りまでが「サンモール一番町」となっていた。大通りで分けられているだろうというのは、ただの思い込みだった。

 「ぶらんどーむ一番町」が「サンモール一番町」に替わるとすぐ青葉通りに出るそのあたりで、不思議な行動をする若い人が現われた。デモの私たちにアピールするかのように、デモのすぐ脇を駆け上がって、デモの先頭の前を横切ってどこかに消えるのである。青葉通りに出るとデモは車道を歩くので、それができなくなって車道に佇んでデモを眺めていた。30歳前くらいの、洒落た身なりをした若い男性である。本日の不思議さんである。

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青葉通りを行く。(2015/5/1 18:37~42)

 1匹と60人は、いつもの元気で暗い青葉通りを行く。暖かくなったら60人というのが普通の参加人数のようだ。寒いときは50人を切って40人というときもあったので、やはり暖かいというのはありがたい。
 それにしても、経験的には連休中のデモは昼でも夜でも参加者が少ないのに、今日はそうではない。メーデー参加者がその流れで、ということもあったのだろうか。戦士に休息は必須なのに、などと思いながら、自宅でゴールデンウイークをやりすごす私は、まったくいつものようにデモを終えるのである。






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Last updated  2015.05.02 18:50:44
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