2019/11/24(日)14:20
「11月22日 脱原発みやぎ金曜デモ」核燃料サイクルを語る経産相のニュース価値とは?
自動車免許更新のために高齢者講習を受けてきた。こんなふうに年を取ったためにやらねばならないことが増えることもあるが、反対に年を取ったためにやらなくて済むこともある。
高齢者講習の一週間ほど前、ある会合で私と同年配の女性が真剣な顔で「おいくつなんですか」と聞いてきた。少しびくつきながら答えると、「ああ、そうですか。それじゃ無理ですね」と言う。この地域に保護司をやる人がいなくて、私がその候補に挙がったのだが、私が60代か70代かで意見が分かれたのでやむなく直接聞きにきたというのである。
年齢のおかげであっさりと免除されたのでほっとしたが、これからはいろんなことが免除されていくだろう。そういう意味では、若く見られることはとても危険なことだと悟ったのである。
元鍛冶丁公園から一番町へ。(2019/11/22 18:14~18:33)
今日は珍しく集会が始まる前に元鍛冶丁公園に着いた。4、5分で集会が始まり、司会者が「脱原発カーは風邪をひいてしまって今日は来ていません」と話し始めた。脱原発カーの故障を「風邪ひき」に喩えたのだろうと思って感心したが、ただ単に運転するスタッフが風邪ひきなのかもしれない。
そういう私は、先週の木曜日から熱と咳の風邪で三日ほど寝込み、脱原発デモもさぼることになってしまった。ここ2、3か月は2週に1度のペースでしかデモに参加できていない。
原子力規制委員会による女川原発2号機の審査が終了し、早ければ月内にも事実上合格する見通しとなったというニュースや、その女川原発2号機の広域避難計画には実効性がないとして、石巻の市民団体が宮城県と石巻市を相手に再稼働への地元同意の差し止めを求める仮処分を申し立てたことなどについてのスピーチ、インターネットTV局『OurPlanet-TV』の主宰の白石草(しらいし はじめ)さんの講演会「市民による検証~チェルノブイリ33年・フクシマ8年」(11月30日13:30~16:00、仙台市サポセンB1F)の案内などがあって、30人のデモは一番町に向かった。
集会の進行中にスタッフの一人が手招きして真っ暗な茂みを指さしていた。真っ赤な小さな花(サルビアの仲間で○○○セージなどと呼ばれている種類)が咲いていた。咲き残りなのか、帰り花なのかわからなかったが、そのスタッフが小さな懐中電灯で照らすと何とかシャッターが下りるのだった。
一番町。(2019/11/22 18:34~18:40)
とくに注目すべきでも何でもないが、核燃料サイクルについて梶山経産相が「推進方針に変わりない」」と青森県の三村申吾知事に話したというニュース記事があった(11月11日付け『KYODO』)。
原発が排出する放射能汚染物の処理の方法がまったく確立していないのに「いずれしっかりと処分できる」と根拠のない指針を語り、原発立地県には使用済み核燃料を永久保存はしないと当てのない約束をし、青森県には高濃度放射能汚染物を貯蔵しないなどと実現性が疑わしい政策を掲げることで原発推進を推し進めてきた政府の一連の虚言の一つとして、何十年も動かせないでいる核燃料処理プラントを根拠にこれまた実現性の低い核燃料サイクルについて虚言を弄しているに過ぎない。
核燃料サイクルについては、10月4日の本ブログ記事でで紹介した「絵空事の核燃料サイクル、今やニュース価値なし?」という9月15日付の『論座』の記事をあげておけばいいだろう。
高速増殖炉の原型炉「もんじゅ」改革が完全に破綻した日本はフランスの高速増殖炉「アストリッド」計画を頼みの綱としていたが、そのフランスが「アストリッド」計画を完全に放棄して、日本の核燃料サイクル計画はほとんど班端しかけているのにマスコミはまともに取り上げない。実現性のない日本政府の核燃料サイクル計画の動向にもうニュース価値はないのか、と皮肉を聞かせた記事である。
さて、先のKYUDOUのニュースにはどんな価値があるのだろう。
青葉通り。(2019/11/22 18:46~18:53)
先週の風邪はほぼ治ったもののときどきの咳きこみが残ってしまった。何かの拍子で咳きこむとなかなか止まらない。歯の定期検診も予定に入っていたが、大口を開けたまま咳きこんではたまらないので一週間日延べしてもらった。
とはいえ、デモの間はほとんど咳が出なかった。デモが終わりカメラをバッグに仕舞って歩き出したら、咳が出始めた。なにか暇つぶしのような咳である。
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