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山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也

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小野寺秀也@ Re[1]:半登の山になった禿岳(2025年6月18日)(06/23) 歩世亜さんへ 結果的には正解でした。元…
歩世亜@ Re:半登の山になった禿岳(2025年6月18日)(06/23) 今晩は。 無理して登らなくて正解ですね…
小野寺秀也@ Re[1]:山形神室岳の中腹で(2025年6月9日)(06/09) 歩世亜さんへ 私の花の原点は「野の花」…
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2025.06.09
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テーマ:山歩き(435)
カテゴリ:山歩き

 一昨日の天気予報で今日は晴天になるというので、山形神室岳(1344.2m)に行こうと決めた。この山には5、6回以上は登っているが、今日は頂上まで登るつもりはまったくない。中腹の尾根で見たアズマギクのことを思い出して、その尾根で花の写真を撮ろうと計画したのである。体力に合わせた計画である。
 山形神室岳のメリットは、標高906mの笹谷峠に登山口があることである。今は高速山形道の笹谷トンネルで宮城から山形に抜けられるが、旧道の笹谷峠を利用すればアプローチが楽なのが今の私には向いている。
 6時10分ころに笹谷峠の駐車場に入った。ヤマツツジとタニウツギがあちこちに咲いている。登り始めの急斜面がしばらく続くが、山道はヤマツツジとタニウツギに彩られていて楽しい。急斜面もゆっくり登ればそこそこ行けるのは、先日の戸神山で確認している。問題は、最後のこの山の登山から10年以上も経っていて、この急登がどれくらい続くのかすっかり忘れていて実感がないことである。足下にはキイチゴ(たぶんカジイチゴ)の白い花や輝くような黄色のミヤマキンポウゲの花などが次々現れて、その写真を撮っている間に疲れが引いて、あまり頑張らなくても高度が稼げる。








​ ポツん、ポツンとアズマギクが見え出すと最初の峰(大関山 1112m)である。アズマギクのちょっとした群落や、レンゲツツジなどが絶妙に配置されていて、しばらくは花の写真を撮るのに夢中になった。落ち着いて見渡せば、雁戸山の向こうにまだ雪の残っている蔵王連山(熊野岳)が少し青く霞んで見える。遠くに見えるはずの飯豊連山などはカスミの向こうである。​










​ 大関山頂ではまだ7時30分くらいだったので、もう一つ先の峰(ハマグリ山 1146m)まで行って朝食にする。そこまではほとんど平坦な尾根道なので歩くのは楽なのだが、登山道の両脇はネマガリザサが密生していて花はそれほど多くない。それでもみごとなサラサドウダンが姿を現わし、足元には草の葉に隠れるようにツマトリソウの小さな白い花も見つけることができた。ハマグリ山到着は8時ちょっと前で、さっそくコンビニおにぎりの朝食である。​










 目の前にはトンガリ山の急斜面を直登する登山道が見え、その向こうに山形神室岳の頂上とそれから続く頂上台地、さらにその向こうには少し霞んで籠を伏せたような仙台神室岳(1356m)が見える。仙台神室の正式名称は「神室岳」なのだが、山形神室岳との対照で、仙台神室と呼びならわしている。最初の二度ほどの登山は、山形神室岳(頂上は背丈を越える木々で眺望はあまりよくない)から仙台神室岳頂上まで行って引き返して来るコースだったのだが、仙台神室の急登がきつくて、それ以降は山形神室までの登山ばかりになった。
 それでも、宮城県人としては仙台神室岳に敬意を表して12年前の6月24日にずっと下の仙人沢から仙台神室と山形神室の鞍部のダンゴ平まで直登して仙台神室山頂へ行くコースを往復したことがある。その登山が私と相棒(イオという名の雑種犬)の最後の登山となった。下り道の最後で相棒が少し後ずさりしたときに腰が砕けるように尻をついたのである。往復8時間の山行は13歳になっていた相棒には大きな負担になっていたということである。
 昔登った峰々を眺めながら少し感傷的になりかけていたのだが、目の前にミネカエデの小さな花があることに気づいて、また花の写真を撮り始めた。近くにガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)の立派な木もあって、どちらも小さな花なので少しばかり集中してシャッターを押し続けた。眼を上げれば、山々の間に山形市街が見える。カメラのレンズを替えてそんな景色も撮ってみた。








​ もう十分、そんな気持ちでハマグリ山頂上から引き返すことにする。先ほど出会った二人連れがトンガリ山の直登をどこまで登ったのか、ときどき振り返り確認しながら大関山に向かう。大関山からは蔵王連山の上に見える空を「今日の空」として写した。​





 大関山から登山口までの急坂は足にこたえた。高い段差の岩を下るとき、太腿の筋肉がきしむような感じがするのである。その急坂で二組の登山者と出会ったが、どちらも親切に私を待っていてくれるので休みなく下るしかないのだった。何度かの戸神山よりも少しばかりきつい行程だったが、足の筋肉にはいい結果をもたらすだろう(と期待している)。



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かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)





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Last updated  2025.06.12 08:00:47
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