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山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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全8件 (8件中 1-8件目)

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アユ釣り

2012.07.26
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テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

  暑い。アユ釣り日和である(川にアユがいれば、ということだが)。今日は東北の梅雨明け宣言が出た。
  これまで、澱橋~仲の瀬橋~大橋~早坂淵を釣ってみた。これは、私の家から歩いて釣りに出かけられる範囲である。ある程度、釣れる場所も分かった。今日は、その釣れたポイントのおさらいをすることにした。

  さっそく、養殖オトリを購入にスーパーカブで釣具店へ。広瀬川は市街を貫通するあたりまでずっと渓谷の雰囲気である。深く大地を削りとって流れている。そのため、川原が少ない。小さな河川敷公園がないわけではないが、車を止めるスペースがほとんどない。
  定年退職した年、「これからは毎日釣り三昧だ」と思い込んだとき、市内のどこへでも出かけて釣りができるように、原付バイクを購入した。年金暮らしになってからのもっとも高価な釣り専用のアイテムである。

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            「広瀬川の釣り」専用スーパーカブ。

  まず最初は大橋の岩盤に出かける。何となく岩盤の色がくすんでいる。アユのハミが少なくなっているのか、それともアカ腐れが始まっているのか。いずれにしても、良い状態ではない。先日はあっという間に5尾も出たのに、20分ほど泳がせても全く反応が無い。切り上げる。

 次は、ずっと歩いて赤門の瀬に向かう。その瀬頭は、解禁の日もその次も、サイズのよいアユが出た所だ。ところが、コロガシの人が瀬頭を行ったり来たりしている。解禁の日に私のそばに寄ってきた人である。3・11直後の昨年はアユ釣りをしなかったので分からないが、一昨年あたりは毎日同じ場所で一日中ねばってコロガシをしていた人である。

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            瀬頭が狙い目の赤門の瀬。

  仕方がないので、もう少し歩いて胡桃淵上流の右岸の分流に入る。ここも少しは出ていたところである。始めてすぐに20cmクラスが来て、その元気なオトリで丹念に探すが、それっきり。この瀬は終わりである。増水してアユが入れ替わらない限り難しいだろう(入れ替わるアユがどっかにいればの話だが)。

  後は赤門の瀬の瀬頭だけだが、コロガシが動かない。仕方がないので、胡桃淵に入る。淵と言っても流心の最深部で腰程度の深さ、けっこうなサイズの石が入っているがハミはない。
  波がざわ立っている対岸の浅場でアユが跳ねるので、そこに泳がせながら登らせてオトリを入れるとすぐに来る。小さい17cmくらい。アユが段々小さくなる。アユが少ない明らかな証拠である。3m×5mくらいの範囲で立て続けに4尾。ただし、その後はぴったりと止まる。
  胡桃淵の下半分を歩いて見たが、ハミはさっき釣れた場所に少しあるだけだった。流心の大きな石はアカ腐れである。

  ここで昼上がりとする。

  午後からもう1度赤門の瀬に行ってみた。もちろん、コロガシ人は帰ってはいない。この人の体力には感心してしまう。1昨年までもそうだったが、たぶん今年も毎日、しかも朝から晩まで竿を降りつづけるのだろう。

  午前中に4尾出た胡桃淵の岸の浅場を狙う。しかし、もう反応はないのである。淵なのに入れ替わりがない。つまり、圧倒的にアユが少ないということである。
  赤門の瀬の瀬頭近くにいたコロガシ人が、どんどん近寄ってきて胡桃淵の淵尻でコロガシを始めた。私の釣り動作の何かを誤解したらしい(釣れてなんかいないのに)。せっかくなので、赤門の瀬の瀬頭に移動して竿を出してみた。まったくダメであった。川を渡渉しながら石を見たが、ハミ跡がまったくない。あの20cmを越すサイズのアユはあれっきりしかいなかったようである。

  下りながら赤門の瀬の石も見たが、アカ腐れである。梅雨といいながらまったく増水がなかったこと、間断なく石をハミ続けるほどのアユがいないことで、早くアカ腐れが始まったのであろう。
  このまま土用の炎天が続くかぎり、今日確かめたポイントが良くなることはない。8月半ばに投網が解禁になる。つまり、この辺の友釣りはもうおしまいということだ。

  いや、小さな場所けれども一カ所だけ、土用の炎天向きの場所を残している。その近くには毎日やってくる二人組の友釣り人がいるけれども、なぜかその場所を無視している。
  そこでは、川のなかに座り込んで、アユがかかってもけっして立ち上がらず、可能なかぎり静寂の中で釣り続けなければならない。アユの少ない広瀬川では、このような場所は極端に少ないので、ひそかな楽しみに残している(たった1~2時間くらいしかできない小場所だけれども)。

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              段々小さくなる広瀬川のアユ(17~20cm)。







Last updated  2012.07.27 08:45:08
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2012.07.24
テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

  ボウズである。ウンでもスンでもない。まったく反応がないのだ。広瀬川の現状では不思議ではないけれども、どうにも力が入らない。

  狭いところに5日も閉じ込めていたオトリアユをそろそろ解放しなければ。その前に一仕事をしてもらってオトリを交代させたい、ということもあった。それに、一昨日、岩手県の雫石川に釣り仲間13人が集まって、現役ばりばりの若いトーナメンターたちからたくさん刺激を受けながら、新しい仕掛け、釣り方を仕入れてきた。その実地の復習をしたい、ということもあった(私はもう競技の釣りをしないけれども、仕掛けや釣法を知悉していてやらないのと、知らないでやらない(できない)のでは、釣りという行いには雲泥の差があるのだ)。

  場所は先日の続き、大橋と早坂淵の間である。このあたりの右岸には追廻住宅があったので、このあたりを「オイマワシ」とか「オイマワシの前」と呼んでいる。しかし、追廻住宅は、市の公園整備のための立ち退きで今は数軒しか残っていない。あと何年かで呼び名も変わるのかも知れない。

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         大橋下流の左岸の分流。  (2012/7/24 9:31)

  まず、大橋下の左岸の分流に入る。岸寄りが深くなっていて30~40cmくらいである。石も入っていてアユが着くには十分であるが、中洲よりの浅瀬にはアユのハミ跡がほとんどない。
  普通ならこんなところに竿を出さないが、そんなわがままを言っていたら広瀬川でアユ釣りができなくなってしまう、と自分に言い聞かせたのだ。
  案の定、反応はない。アユが多ければ、必ず良い釣り場になる条件はあるので、広瀬川のアユの状況判断をするのによい場所かも知れない。

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        大橋下流の右岸の分流。  (2012/7/24 9:32)

  右岸の分流、旧堰堤の落ち込みの岩盤溝にはわずかな石が入っていて例年なら2,3尾は出る。形は変わっていないので、ここは調べない。
  下流の浅い平瀬を見る。ハミはやはり少ない(左岸よりは多いが)。アユの跳ねもたまには見え、1尾だけだがヒラを打つ姿も見えた。ただ、浅い鏡のような流れで、梅雨明け、土用のじりじりと暑い日に向いている場所である。
  アユが見えた付近を10分ほど泳がせてみたが、近くにアユがよってくる気配すらなかった。

  左岸と右岸の流れが合わさって、早坂淵に流れ込む瀬になる。階段状の岩盤の瀬であるが、広い段々には石が入っていて深さも膝から股付近まであって良い形状の瀬である。下の写真の釣り人は、中段の瀬に入っていて、私が見ている間(20分くらい)に2度ほど竿を曲げていた。良い場所らしい。
  最上段の瀬に入った。石の詰まり具合や流れの様子は好ましいのだが、やはり反応がない。この場所に関して言えば、アユがいないというより、釣り荒れているということではないか。
  広瀬川でいつも感じていたのは、たとえ好場所あっても、2日ほど通うと釣れなくなって、一週間、10日ほど間隔を空けるとまた釣れるようになるのである。もともとアユが少ないので入れ替わりが遅いためである。
  この瀬は良い場所なのでタイミングが合えば、型のよいアユに出会えるかも知れない。ただし、写真の釣り人は毎日この場所に入っている人らしい。5日前、大橋上流から遠目に眺めた釣り人と姿格好がそっくりなのである。
    
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        早坂淵へ落ちる瀬の中段の釣り人。  (2012/7/24 10:46)

  1時間ちょっとしか釣りをしていないが、すっかり戦闘意欲が失せてしまった。二匹のオトリアユが元気なうちに解放しよう、ということを理由に竿をたたんだ。
  5日前に確保したオトリは大橋上流で釣ったものなので、帰り道のその場所で放流しておしまいである(次回は養殖オトリを買いに行くことから釣りを始めるのは少し面倒だなと思いながら)。







Last updated  2012.07.25 18:37:18
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2012.07.19
テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

  天気予報によれば、午前中は晴れで気温は上がるが、午後からは気温が急降下するらしい。いったん水温が上がれば、気温が下がってもしばらくは大丈夫だろう。
  もう、入る場所は決まっている、というか、決めている。


  広瀬川の不調の原因の第1は、3・11大震災による崩落とその復旧工事による川の変化である。旧市街地の広瀬川河畔崖の崩落は、何カ所も生じた。
  大々的な復旧工事が入ったのは、
(1) 牛越橋の下流、観音淵と新兵淵の間の右岸、
(2) 澱橋の下流、胡桃淵から赤門の瀬頭にいたる左岸の崖 (仲の瀬橋の上流、左岸(西公園側)も2カ所ほど崩落したが、規模が小さくて工事はなかった) 、
(3) 大橋の下流、早坂淵の左岸などである。
  さらに、評定河原大露頭にもかなりの崩落があって、崖上にある伊達家3代の霊廟から続く経ヶ峰の散策路は閉鎖されたままである。元虚空蔵淵には崩落した岩がいまだ残されていて(6月半ば頃は)、工事はまだのようである。

  復旧工事が行われた付近から下流は不調なのである。とくに私が解禁日と前回に入川した胡桃淵周辺の工事は規模が大きく、澱橋の淵の淵尻から赤門の瀬の瀬頭まで、ほぼ完全に川底を掘り返し、大きな石を浸食防止の石積み用に採取してしまい、小石ばかりが残された。

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      胡桃淵から赤門の瀬まで続く浸食防止用の石積み。(2012/7/1 6:59)

  したがって、好釣果を期待するなら観音淵から上流ということになる。じっさい、先日の連休は釣り人が並んだということだ。3日前には、それを嫌って胡桃淵の上の瀬に入った二人の釣り人は後悔しつつ帰って行ったのだった。

  さて、私はどうするかというとそこには行かないのである。というより、ダメになった場所を、どんなふうにダメなのかを見て歩きたいと思ったのである。

  こんなことを考えた。
  これから何度かの大水が出て、自然の力によってしだいに川自身の望ましいそれなりの形に変化していくはずである。そうして、アユの縄張りやヤマメの定位棲息にふさわしい環境に変化するだろう。
  私は、ダメな川から素晴らしい川への変貌、その時間発展に立ち会えるチャンスを手に入れた、と考えることもできる。たぶん、3,4年の時間スケールではないか。実釣による観測、これはけっこう楽しい趣味になるのではなかろうか。
  いずれにせよ、放射性セシウムの問題があって、以前のように、広瀬川のアユを隣近所、知人へ配ることはない。この状態は何年も続く可能性がある。アユがたくさん釣れても困るのである。

  そんなこんなで、釣れない場所を釣り歩こうと心定めたのである。それで、前回の場所からさらに下流、仲の瀬橋から大橋付近までを探ってみることにする。

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       上流側から見る仲の瀬橋。 (2012/7/19  8:31)

  まず、仲の瀬橋のすぐ下、右岸の分流に入る。ここは例年、岩盤の落ち込みの下流の草付き付近で2~3尾は必ず出る場所で、朝1番のオトリ交換をするところである。
  ところが、ハミがおかしい。岸寄りの石にわずかなハミがあるが、流心に行くほどハミがない。10cm強のアユは跳ねるが、群れアユのハミらしいものも見えない。あきらめる。

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    仲の瀬橋直下から見る地下鉄橋梁。 (2012/7/19  9:08)

  次は、地下鉄ピア前の瀬に行く。地震前のここは、たまに大釣りできる場所だったが、コロガシが張りついていてなかなか入れないのが、玉に瑕だった。
  だが、もう見ただけでダメなのである。瀬は浅くなり、コブシより小さい石が詰まっている。しかも、ハミも見えない。儀式のように竿を出してみるが、すぐに終了。
  すぐ下に岩盤瀬から五間淵への落ち込みがあるが、すでに一人竿を出している。声を掛けると首を横に振るばかりである。この落ち込みが右岸の岩盤にぶつかるあたりも良い場所だが、やはりハミがない。

  大橋まで下がる。五間淵の淵尻に相当する。岩盤底の石はほとんどなくなってしまったが、岩盤も残り石もツルツルに食まれている。ハミが多すぎて、群れアユか縄張りアユかの判別もできないほどである。

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      大橋の岩盤のトロ瀬。 (2012/7/19  10:20)

  左岸から竿を出す。三日前に使った養殖オトリは、素直に泳いでいくが30cmほどの岩盤溝の壁を越えられない。やむなく、振り込み投入である。静かに水面に落とし、落ち着かせた後、ゆっくり上に泳がせると、銀色の光が岩盤溝の中を2mほど走る。これが1尾目。最高のアタリを表現してくれた22cmだった。
  それから3尾続いたが、あたりはどれもグズグズだった。5尾目は、12cmくらいの放流サイズ。これで終了。

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        追廻前のチャラ瀬の釣り人。 (2012/7/19  11:32)

  大橋から望むと、下流に3人ほど入っている。吹いてきた風は冷たく、水は温いのに、体は冷えてくる。風邪を引きやすい身としては、あきらめどころである。
  帰り足、5間淵への落ち込みに立つ釣り人にふたたび声をかけたが、ふたたび首を横に振るのだった。

  アユの付き場の偏りが大きすぎるような気がする。もともとアユの少ない広瀬川ではよくあることだが、こんなに差があったことはない。これも工事のせいかどうか、因果関係の憶測もできない。

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         2時間30分の釣果、5尾(+オトリ1尾)。 (2012/7/19  12:12)







Last updated  2012.07.19 19:30:38
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2012.07.16
テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

  やっと2回目の広瀬川である。

  先週の金、土と1泊で山形県・小国川に出かけたが、雨と高水と濁りで、2日間で30分だけの釣りをした。もちろん1尾も釣れず、立派な夏風邪をお土産に帰ってきた。
  雨に祟られたものの、東北の各地から集まった釣り仲間に川で会うのは久しぶりで楽しかったし、彼らから新しい仕掛けと釣法を教えてもらったのは何よりだった。最新の仕掛けとか釣法という点に関しては、私はまったくの浦島状態なのである。
  定年退職で張り切って始めた「アユ釣りのリハビリテーション」もいまだ道半ばなのである。

  小国川から持ち帰った山形産の風邪でおとなしくしていたが、教えられた仕掛けを早く試したくてじりじりしていたし、震災復旧工事で川底の様子が変わってしまった広瀬川に数多く通わないと、変化した川底を早く把握することができないという問題もある。地元の川なのに、どの場所のどのスポットが釣れるのか、かいもく見当がつかなくなっているのである。
  それで、入川場所は解禁日と同じ、仲の瀬橋と澱橋の間、胡桃淵周辺である。河川工事で激しくいじられていて、様子が一変した場所である。今年になって2度の大雨増水で幾分変化が出たが、昨年は重機で川底を真っ平らにされていた。

  天気予報通りの晴天、気温が上がり始めている。天候だけは典型的なアユ釣り日和である。

  まず押しの強い赤門の瀬肩に入る。深さは腰くらい。ガンガン瀬が始まるぎりぎりで3尾。そのうち2尾は22cmほどの幅広のアユである。背びれが大きく天然遡上(数の少ない1番登り)を思わせる。
  ガンガン瀬は工事後に石が小さくなってしまった。瀬脇にはほとんどハミがないし、錘をつけて流心にぶち込むと錘が石に噛みやすく、まだ石が落ち着かない浮き石上のようである。
  瀬肩から上流へ泳がせていって、岩盤と大石の溝で1尾。これでおしまい。

  私の上の浅い瀬で釣っていた釣り人が様子を見にやって来て、挨拶をすると旧知の人であった。かつては一緒にトーナメントに出かけていったこともあったのだが、川で会ったのは10年ぶりくらいである。彼はまったく不調だということで、少なくとも浅い小石底のせはダメという情報は得た。かれは11時くらいには川から上がってしまった。

  次の候補は、もともとの胡桃淵の真ん中。いまは腰くらいの深さに平瀬である。かつては左岸の岩盤の切れ落ち付近に大石が詰まっていたが、いまは岩盤は見えなくなって両岸が浅く流心がやや深いという変化の乏しい流れになったが、その流心には適当なサイズの石が入っており、ハミもあったのを解禁日に確認していた。
  ところが、まったく反応なし。対岸の浅瀬で跳ねる鮎は10cmくらい。30分ほど粘って、オトリが対岸の浅瀬に乗ろうとした瞬間、激しいあたり。24cmほどの立派なハヤ(ウグイ)だった。
 
  順番からいえば、次は胡桃淵へ落ち込む左岸の分流の瀬なのだが、解禁日に入ってまったくダメだったところで、今日は一人竿を出している。挨拶をして様子を尋ねると、やはり今日もまったくダメだとのこと、「ここは見かけ倒しだな」と言いながら、瀬頭にいた釣り人と竿をたたんで帰ってしまった。
  ここは基本的に岩盤底になってしまって、石がまったくないわけではないが、岩盤にアユがつかないかぎり無理なのだろう。岩盤に居付くにはもう少し時間がかかるかも知れない。

  右岸の分流の瀬は、解禁日にハミが見られず捨てたのだが、今日見るとだいぶハミが入っている。石裏のよれと石の頭で1尾ずつ。サイズは19cmほどで、解禁日に釣った鮎と似ている(たぶん放流魚)。

  9時20分に竿を出し、11時50分で午前の部は終了。解禁日とまったく同じ6尾だけである。

  家に辿りついての一杯のビール、これのおいしいこと。ところがこれが祟って、気持ちが悪くなってしまった。私は「大酒飲みモード」と「下戸モード」を行ったり来たりする体質で、あいにく今日は「下戸モード」に入っていたのである。飲んでみなければ分からないというのは、けっこう不便ではある。

  そんなこんなで午後の部の竿出しは3時15分である。場所は、胡桃淵の上流の右岸の分流の瀬、午前の続きである。
  深さは30cm程度、上下10mくらいの範囲で4尾。18~19cmの小振りなアユである。しかし、ここはアユの供給源が遠く、明日も釣れるかどうかは疑わしい。最後はやはりとどめのハヤで、仕掛けをぐちゃぐちゃにされて終了。5時10分。


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         左:午前の釣果、6尾、右:午後の釣果、4尾(+オトリ2尾)

  1時間あたり2~2.5尾。やはり、不調と言うしかない。解禁日と比べれば、ハミ跡は圧倒的に増えている。アユのハミが川に広がると、石が黒々と鏡のようになるから、川の水が美しく見える。
  しかし、飛び跳ねるアユは本当に小さく、いまだ釣りにならない豊かさである。


  さて、教えてもらった仕掛けはさほど問題なく使えた。ただし、こんな釣れ具合では、その仕掛けが利いたのかどうかはよく分からない。他の釣り人が釣れていなかったという点では、仕掛けが良かったと言えなくもないけれども。

 







Last updated  2012.07.17 08:28:50
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2012.07.05
テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

 今日、広瀬川と名取川にアユの追加放流があった。解禁したものの不調が続いているが、今回の放流はけっして成魚放流ではない。およそ20gサイズの稚魚、100kg超を広瀬川と名取川の各1ヶ所に半量ずつ放流した。

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       仲の瀬橋下の放流準備作業。 (2012/7/5 9:50)

  お盆すぎには40~50gにはなるだろうが、気分的には天然産卵用の親魚として期待したい。3・11震災による天然遡上アユが大被害を受けたばかりでなく、東電福島第2原発による被害が拡大している。県内各河川の魚から放射性セシウムがかなり検出されている。
  検体採捕から放射能検査の結果待ちのため、アユ解禁直前の稚鮎放流になってしまった河川ばかりではなく、解禁後のアユ放流にならざるをえなかった河川もあって、宮城県内の河川は放射性セシウム汚染のあった渓流域の事態は深刻だが、こうした2次被害の影響の拡大が懸念される。
      

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      大きなバケツでの放流作業。 (2012/7/5 10:08)

  稚アユ放流が遅れるということは、釣りの対象としての成魚の期間が極端に短くなって遊漁者は楽しめず、漁協もまた収入が減って次年以降の増殖事業に支障をきたすことになるし、なによりもアユそのものの生育が遅れることは秋の天然産卵にも悪影響があるだろう。大きく成長した親魚の方が抱卵数が多いというのは当然なのだから。

  釣りをしたい私としては自己矛盾だが、この稚魚たちができるだけ生き残って自然河川での産卵に参加して欲しいと願っている。3・11大震災の復興には、インフラ復興ばかりではなく、自然そのものの復調もまた必須である。







Last updated  2012.07.05 17:06:06
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2012.07.01
テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

  4時半に起き出し、犬(牝、11才、イオ)を連れて散歩に出る。天気は曇り、肌寒い。気温は17,8℃くらい。とてもアユ釣り日和とはいえない。

  公園から川を見下ろすと、川に立っている釣り人はまだ一人だけ。私がアユ釣りを始めた頃とは、大いに様変わりしてしまった。以前は、暗いうちから焚き火をしながらたくさんの人が解禁の午前4時を待っていたものだ。大概はコロガシなので、そんなに早くても大丈夫なのである。
  バブルがはじけ、釣り人が減り、稚魚の放流数も半減した。冷水病に長い間祟られている間に、熱心な釣り人ほど良い川を求めて他県の河川に気軽に出かけるようになっていたのである。じつのところ、10年ほど前までは私もそのような一人だったのだ。

  でも今は、さしあたって地元の広瀬川である。6時半に家を出る。入川する場所は、いつも決まっている。仲の瀬橋から澱橋の間のどこかである。理由は簡単、急げば30秒、のっそりと動いても2分で川に出て、オトリを引き舟に移し、徒歩で移動できるからである。仲の瀬橋から上流に歩いて、入川者の具合などを勘案して適当に入るだけなのである。オトリ缶も持っていかない。

  堤防を下ろうとすると、川中に2羽のカワウが見える。5,6年前、ヤマメ釣りの時に上流で見たのがカワウらしいと思ったが、実際に確認したのは今年が初めてである。日は違うが、解禁前に、澱橋付近で1羽、仲の瀬橋付近で3羽、大橋下流で4羽のカワウを目撃した。カワウの生息域が北上しているということだが、いよいよ広瀬川もカワウの問題に直面する兆しなのだろうか。

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         仲の瀬橋上流にいたカワウ。 (2012/7/1 6:37)

  オトリを持って堤防を歩いて行くと、赤門の背に1人、胡桃淵に1人、澱橋下の淵尻に2人、澱橋上のセに5人ほどの釣り人が見える。澱橋から下の人は全員がコロガシ、上の人たちは友釣りがほとんどらしい。

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     澱橋付近(胡桃淵上の瀬から見る)。 (2012/7/1 6:59)

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    胡桃淵とその下流(胡桃淵上の瀬から見る)。 (2012/7/1 6:59)

  7時頃にオトリを出す。仕掛けは、複合メタルの0.06号の水中糸ノーマル仕掛け、針はグランT6の7号3本錨である。最近は瀬もトロもある程度はこなせる複合メタルから始めることが多い。まめに仕掛けを取り替えるのが面倒になったということである。複合メタルは編み込み糸で細かい乱流が生じ水切れ抵抗がそこそこ大きく、オバセが利くのである

  場所は、胡桃淵上の左岸の分流の瀬である。狙いは瀬脇の大きめの石だが、ハミは本格的な縄張りアユのようには見えないのだが、それ以外に狙い目がない。まったく反応なし。
  瀬頭に移って、平瀬脇(川半分は岩盤底で石がない)の60cmくらいの深さを狙うが、ここもまったく反応なし。ここまで1時間。竿を下ろし、石を見て歩く。8時の時点での水温は17℃である。どんよりと曇り、ときどき霧雨が降るという天気で、気温も低いので釣れないのは不思議ではない。
  右岸の分流は堤防上からは水色が良さげに見えたのだが、川に入ってみるとハミがほとんどない。完全に候補外である。左岸の分流の瀬脇には、大きなハミが入ってる石があるのだが、縄張りは形成されていないようだ。瀬の流心の石のハミも薄くてはっきりしない。渕尻に行くと、小さな群れ鮎に食まれた石がたくさんあるが、オトリの対象ではない。
  結局、ここでは瀬脇しか狙い目がないという初めの判断に戻ってしまって、つまり、手がないということになってしまった。


  組合の監視員標を胸につけた知人が二人、上流にいたので川中での立ち話になった。そこに、私のあとから近くに入って、ユリカモメにオトリをさらわれて釣り続行を諦めた人も加わって情報交換である
  その監視員や、釣具店、解禁前の調査釣り(放射性セシウム検査用の検体採捕を兼ねている)の結果をまとめると、広瀬川の現況はおおよそ次のようなものである。


  例年以上に雪が多くて、雪代が遅くまで流れていたために早期の稚魚放流ができず、放流魚の生育が例年ほどではない。その雪代のため、早期の天然遡上群は少ない。しかし、5月3日の大雨、6月19日の台風の大雨による増水はその後の遡上を助けて、後期遡上群はそこそこ入っている。数は例年くらいいるような感じであるが、生育が遅い。大増水は遡上を助けたが、長く続いた濁りは生育を阻害したようだ。狙いは梅雨明けかも知れない。
  調査釣りの結果、釣れる場所は例年とだいぶ異なっている。3・11震災復旧で河川工事が至るところで行われ、その影響が強く出ているようだ。変わってしまった川底を考慮しながら丹念に探るしかないようだ。
  

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     赤門の瀬(白泡の部分)と瀬頭の平瀬。上の写真の下流部分 (2012/7/1 10:30)

  9時を回った。何か手があるとすれば、場所を移動することくらい、ということで帰り足で下流へ移動することにした。
  赤門の瀬の上で竿を出してみた。すぐに追った。例年とは違い、片手であっさりと抜ける。19cmくらい。3尾目までは順調に続いた。4尾目を狙ってやや上に移動し、むこうヘチの岩盤脇を狙っていると、ひったくるような強烈なアタリ、下流に5.6歩動いて矯め、両手抜きで抜きあげたが飛んでくるのはハヤ(ウグイ)なのだった。アユのような引きで、ハヤに良くあるような仕掛けをぐちゃぐちゃにすることもなく、じつにタチの良いハヤなのであった。それにしてもアユは片手抜き、ハヤは両手抜き、バランスを欠くのであった。
 

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         赤門の瀬に入ったコロガシの釣り人。 (2012/7/1 10:35)

  ハヤの引きでオトリが弱ったのを機にここでおにぎり1個の朝食である。その朝食の間に、上流のコロガシの人がやってきて、私のすぐ下、赤門の瀬に入った。私の場所で釣れるのが見えれば、当然である。ただ、残念なことに瀬の下まで丁寧に探ったようだが、1尾も掛からず、元の場所に戻って行ってしまった。コロガシにも掛からないというのは、アユ自体がアクティヴに動き回っていないことの証左かも知れない。

  養殖オトリアユがまだ元気だったのでもう1度使ったら、それで1尾、仕事をした養殖オトリを放流。さらにもう1尾の養殖オトリをつけてもう1尾、またオトリ放流である。その場所でもう1尾掛けて、最後に大型のハヤが1尾掛かったのを機に竿を納めることにした。11時20分でおしまいである。
  最後の1尾は、釣れた場所を確認しながら川を渡って、ハミを確認した大石回りに下流から泳がせて掛けたもの。きちんとした縄張りがあったのである。9時半に最初の1尾だったが、時間の効果は20%くらい、ほとんどは場所で決まったような気がする。少なくともこの場所は震災復旧工事以前では問題にならなかった場所である。数年はこのような状況が続くかもしれない。

  不漁であったが、昨年よりははるかによい。昨年は、解禁日に2時間川を歩き、釣りの対象になるハミを見つけられず、それだけで広瀬川のアユ釣りは終わってしまった。少ないアユを追いかけたりはしない、という決心をしたのである。自主禁漁である

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               飛び跳ねる6尾の釣果(19~21cm)。 (2012/7/1 11:45)

  広瀬川のアユにも規制値以下だが放射性セシウムが含まれている。そのため、近所、知人にアユを配ることはしないが、私は食べるつもりである。人には勧めないが、私はそうする。

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           仲の瀬橋上の3人の釣り人。 (2012/7/1 11:50)

  帰り足で仲の瀬橋の上に入っている友釣り師に話を聞いたら、1尾も掛かっていないという。コロガシで2尾の人と1尾の人の釣果が、それまで聞いた話の全てであった。
  澱橋の上に4人で入っていた釣り人は、福島からやって来たということであった(東京電力福島第1原発事故で太平洋岸のほとんどの河川では釣りができなくなっている)。澱橋の上では釣れなかったと言って、川を見ながら下ってきたが、結局、諦めてどこかへ移動して行ってしまった。
  普段であれば、広瀬川はわざわざ他県から釣り人がやってくるほどの川ではない。せっかく福島からやって来たのに、気の毒なことではあった。広瀬川もいつかは他県の人にも喜んでもらえるような良い川になってほしいと思う、切に。

 







Last updated  2012.07.04 13:48:21
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2012.06.30
テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

  5月19日付けで宮城県内の河川(淡水)魚介のセシウム137の検査結果を宮城県の公表記事から転載して紹介した。
  これは、その後の(6月30日時点での)新しい検査結果から、河川の魚介に関する部分をまとめたものである。これはあくまで渓流釣りやアユ釣りを行なう遊漁者の立場から淡水魚介に関してのみ、
宮城県が実施した検査結果を県のホームページに公表している表から要約したもので、その他の農産物、魚介についてや、検査方法や基準等についての詳細は、県のホームページを参照されたい。

  基準値の100 Bq/kg を越えている検体が見つかった河川については、国による出荷制限指示あるいは県による出荷自粛要請が出されている。制限指示、自粛要請を受けての遊漁規制は、各河川の漁協が具体的に定めているはずである。それぞれの規制内容にについては、それぞれの漁協に尋ねて確認するしかないので、遊漁者は釣行前にぜひとも確認して欲しい。

 以下、「出荷制限指示及び出荷辞職要請の状況(H24.6.29現在)」と「河川魚介類の放射能検査結果」である。

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            宮城県河川(淡水)の魚介類の放射能検査結果
         cs137-6-30







Last updated  2012.06.30 20:43:28
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2012.06.28
テーマ:アユ釣り(6)
カテゴリ:アユ釣り

 東北の多くの河川は、7月1日がアユ解禁である。ここ仙台の広瀬川ももちろんまもなく解禁である。昨日までに何とか用事を済ませて、今日は(明日も)、アユの仕掛け作りである。

 トーナメントを志していた頃は、あらゆる河川、あらゆる水況、あらゆるアユのタイプを想定して、(完璧にはほど遠いが)たくさんの種類の仕掛を準備していた。だから、シーズンが終わると、使われなかった大量の仕掛けが残ってしまう。状況に応じて仕掛けを変えるといいながら、じつのところ仕掛けにも好みがあって、残るタイプのものは毎年残るのである。 残った仕掛けはやはりなかなか捨てられず、溜まる一方なのだが、古い仕掛けで競技にには望むということはさすがにしなかった。

 トーナメントを引退してからは、一時期はアユ釣りそのものができないときもあったが、地元の広瀬川で楽しんでいる分には、作り残しの仕掛けで四,五年は間に合っていたのである。昨年あたりからポツポツと新しい仕掛けを作り始めるようになった。
  幸いなことに、トーナメントに夢中になっていた頃に、ある釣り具メーカーのインストラクターだったおかげで、仕掛け作りに必要な品のほとんどは、たぶん死ぬまで間に合うくらいはある(今のようなのんびりしたアユ釣りであれば、ということだが)。材質がどれくらいで劣化するかという、ちょっとした実験である。

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              アユ釣り仕掛けの道具箱。

 上の道具箱を居間の座卓の横に持ちだして来て、仕掛け作りをする。大きな道具箱だが、競技に参加していた頃は、車に載っけて持ち歩いていた。ほんとうのところ、こんなに大きい必要はもう無いのである。針も糸もいろんな種類を持ってはいるが(だから、この箱にも入れてはいるが)、いまのように気ままになった釣りであれば、まったく使わない種類の針や糸が結構あるのである。今や、道具箱の飾りである。

 天井糸2組、水中糸はナイロン仕掛けで10組、複合メタル仕掛けで3組、モノフィラ・メタルで3組、針は5種50本(3本錨40本、4本錨10本)くらい作り終えたところで、完全に飽きてしまった。疲れたということもあるが、昔、あんなにたくさんの仕掛けを作っていたというのがもう信じられないのである。

 仕掛け作りをしながら、気分はそんなに晴れない。期待で心が浮き立つような状況ではないのである。
 昨年は、3・11の大津波で、河口近辺で待機中であっただろう早期遡上群が壊滅的な打撃を受けた。解禁日に川に入ったが、ハミがほとんどなかった。放流分のアユも解禁日には見えなかったのである。その後、いくぶんかは釣れだしたらしいが、私は解禁日に2時間ほど川を歩いてそれきりにした。釣らないことも、釣り人としての大事な行いだろうと思ったからである。

 天然アユ資源回復のため、9月中旬から旧市街地から下流を全面禁漁としたが、どれほどの産卵があったのか分からない(少なくともそれに関する情報は聞こえてこなかった)。
 今年は楽しみに毎日のように川を眺め、遡上を待っていたが、5月3日の大雨以降1ヶ月近く濁りが取れず、ようやく濁りが取れた頃には、またも6月19日の台風による大増水があって濁りが続いた。解禁1週間前くらいには、何とか友釣り可能なくらいには濁りが取れてきたが、「解禁はここでやろう」と思えるようなハミ跡のある場所は見つかっていない。

 それにしても、なぜ広瀬川の濁りはこんなに長く続くのだろう。3・11以降、川岸が崩落しやすくなっているのだろうか。

 こんな状況で解禁を待つのは、「ストレスフル」というよりは「憂鬱」そのものである。広瀬川河畔に住む身としては、義務であるかのように解禁を待っているのである。

 幸い、今年は仲間と県外の川で一緒に釣ろうという約束がいくつかできている。私としては、しばらくアユ釣りから離れいた(初めは実質的に、最近は気分的に)自分をふたたび立ち上げるリハビリテーションの年だと考えている。
 だからなおさら、地元の広瀬川に強い期待を寄せているのだが。

 







Last updated  2012.07.09 22:56:33
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