〈市内散歩〉雪の六郷堀・七郷堀あたりへ(2025年2月8日)
毎日のように雪が降るがそんなには積もらないし、日が当たる場所は日中には溶けてしまう。近所に雪景色を撮りたいと思える場所も思い当たらない。昨夜遅く窓からのぞくとやはり雪が降っていて、明日の朝は雪景色になるだろう、と思っていたとき六郷濠・七郷堀あたりへ行って雪のある景色を撮ってみようと思いついた。 イオという犬がまだ元気だった10年ほど前、車で出かけて、広瀬川の愛宕堰から分水する六郷堀・七郷堀あたりを散歩したことがある。その堀にかかる小さな橋やそれに続く細い坂道などを思い出したのだ。その時は緑が多い時期だったので、雪のある時期に見てみたいと考えたのである。 仙台市地下鉄東西線の始発電車に乗り、仙台駅で南北線に乗り換え広瀬橋で降りたときはまだ日の出前だったが、少し明るくなっていた。のんびり歩きまわっていればまもなく十分な明るさになるだろうと歩き出したのだが、2回ほど道に迷ってスマホ片手のグーグルマップ頼りなのだった。犬と歩き回る散歩で迷うことはまずない。山中のキノコ狩りや山菜取りでも迷わない。「帰るぞ」と言えば、犬が先に立って案内してくれるし、散歩ではむやみやたらと歩いても、心当たりのある広い道や建物に出合えば帰ってくることができる。けれども、目的地があって犬もいなければ簡単に迷うのである。 カメラには十分の明るさになって陽も上がってきた。広瀬川の対岸の大年寺山や家々が朝日を受けて輝きだした。朝焼けも興味がないわけではないが、今日は水路と細道を撮ろうと決めていたので、広瀬川の堤防からまた七郷堀に戻ってレンズを変えて何枚か撮り直したりした。たまたま最後の写真と決めた構図の中に私が写り込んでいたので、それも記念として撮ってみた。読書や絵画鑑賞のブログかわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)日々のささやかなことのブログヌードルランチ、ときどき花と犬(小野寺秀也)