テーマ:皇室(560)
カテゴリ:歴史 傳統 文化
皇室典範に関する有識者会議の人選には当初から疑問が投げかけられていた。 吉川弘之 産業技術総合研究所理事長・元東大総長(座長) 園部逸夫 元最高裁判事(座長代理) 岩男寿美子 武蔵工大教授・慶応大名誉教授 緒方貞子 国際協力機構理事長 奥田碩 日本経団連会長 久保正彰 東大名誉教授 佐々木毅 東大総長 笹山晴生 東大名誉教授 佐藤幸治 近畿大法科大学院長・京大名誉教授 古川貞二郎 前内閣官房副長官 「皇室専門家といえるのは笹山晴生氏と園部逸夫氏くらい。座長の吉川弘之氏の専門はロボット工学で、メンバーの大半は門外漢」 座長である吉川弘之元東大総長の発言からも適性の欠如が読み取れる。 「国民の意識、世論を十分議論すべきで、最終的に国民の平均的な考えで決めるしかないだろう」 (皇室典範会議 初会合開かれる) 国民の平均的な考えで決めるんだったら有識者会議は必要ありません。 どうも吉川さん、ご自分の役割が解っていらっしゃらないご様子で、天皇制廃止を画策する共産主義者からカモにされています。 西尾幹二「女帝論の見えざる敵」(雑記帳より) ここには共産主義者が考える天皇制廃止への道筋が示されている。 一、天皇制を廃止するために、まずその権威を失墜させる 一、今回の女性天皇論は権威失墜への好期である 一、世論を女性天皇容認へと誘導する 一、一方、自分たち(共産主義者)は男系男子の正当性を主張しておく 一、世論の後押しを得て、女性天皇を誕生させ、さらに女系へと導く 一、女系に移ったところでおもむろに、男系男子の正当性を蒸し返す 一、曰く、今の天皇家は女系であり歴史的に見て正当性がない 一、天皇制は廃止すべきだ 保守系の論客がこれに対抗するのは難しい。なにしろ今唱えている女性天皇反対と論旨が一緒だから。 女系でも天皇は天皇だ、と言ったところで、昔お前らはこんな事を言っていたんだぞ、と言って、今の「天皇は男系男子から」という主張を引っ張り出されるのだ。 「昔と言ってることが違うじゃないか!」 それにひきかえ自分たち(共産主義者)は昔から男系男子の正当性を主張してきたんだぞ! と主張出来る。 これでは、どんな理屈をひねり出しても現在に比べて天皇家の権威は落ちてしまうのは避けられないであろう。 皇室典範に関する有識者会議の面々はこういった共産主義者の戦略をご存じなのか? それとも本当に「おばかさん」の集まりに過ぎないのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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