テーマ:大東亜戦争(216)
カテゴリ:政治 政治史 行政
「しない善よりする偽善」などとほざく連中が居る。ライブ8やホワイトバンドの支持者に多い。何もしないよりは偽善でもやった方がいいと言うつもりか。ならば問う、「偽善は悪である。『しない善よりする偽善』とは悪行の勧めではないのか」。 さて本日は「ディベートからみた東京裁判」より「ウェブ裁判長に対する忌避動議」。 昭和二十一年五月六日 清瀬一郎弁護士「そうです」 ウェブ裁判長「理由をのべなさい」 清瀬一郎弁護士「まず、ウィリアム・ウェブ裁判長に対する忌避の理由を申します」 ウェブ裁判長「いかなる理由か」 清瀬一郎弁護士「ニューギニアで日本軍の不法行為について調査し、オーストラリア政府に報告しているからです」 ウェブ裁判長「私が行った報告と私が裁判長として座ることには何の関係もない。休憩を宣します。適当と思う時に開廷しますが、私はあなたの言ったことに関与できません。裁判所として続けるとしても私は立ち会いません」 キーナン検事「そういう動議は文書にして提出すべきだ」 ウェブ裁判長「法廷が小さなことで支配されることはありません。規則を作る必要がある」 清瀬一郎弁護士「動議は緊急に発生するものであるから動議なのです。ニューギニアについての裁判長の報告には、日本軍の残虐行為、殺人について述べています。これは本法廷の被告にも関係します。ゆえに、裁判官としてふさわしくありません」(検事が裁判官を兼ねるから不適切であるということ) ウェブ裁判長「休憩を宣言します。他の同僚裁判官がこの議論を聞きたいというのなら出席しますが、私は出席しません」 ウェブ裁判長以下が退廷し、十五分の休憩の後、ウェブ裁判長に代わってニュージーランドのノースクロフト裁判官が裁判長席に着き、次のように発言した。 ノースクロフト裁判官「当裁判所は、各判事別々に対する忌避は許可しないことに決定しました。各判事は、マッカーサー元帥から任命されております。ゆえに、裁判官を欠席させるわけにはいきません」 ウェブ裁判官が再び登場し席に着いた。 ウェブ裁判長「この法廷の裁判官を引き受ける前に、私の前歴を慎重に検討しました。その結果、多くの人に指示されることを確信していました」(続く) ディベートからみた東京裁判 プロローグ ウェブ裁判長の忌避動議 平成十七年 八月三日 ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン「愛の国に確固たる地位を築け」を聴きながら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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