テーマ:大東亜戦争(217)
カテゴリ:政治 政治史 行政
今日も長いので枕は無し。「ディベートからみた東京裁判」より「太平洋戦争」。 検事側の主張 「太平洋戦争は日本の侵略戦争である」 一、日本は、ハーグ条約、国際連盟規約、九ヵ国条約、パリ不戦条約など、戦争に関する多くの条約・規約などの国際法違反を行った。 弁護側の主張 「日本は自存自衛のために立ち上がった。侵略戦争ではない」 一、日本の戦争は自存自衛のためのやむを得ないものであった。 アメリカはハルノートを最後通告と認識していたか否か ブレイクニー弁護士「十一月二十六日の覚書は、交渉決裂を意味する覚書ではありませんでしたか」 ブレイクニー弁護士「ハル長官は、次の日に、同様な言明を英国大使ならびに米国戦争委員会に対して行ったことを知っていますか」 バランタイン証人「彼は日本が突然奇襲攻撃を行うことによって、戦争を始めるかもしれないと思ったといっています」 ブレイクニー弁護士「ハル長官は、この問題については、もう足を洗った、後は陸海軍の手にあると言ったのではありませんか」 バランタイン証人「そのようには言っていません」 ブレイクニー弁護士「それではスチムソン陸軍長官が、ハル長官がこういうことを言ったと証言しておれば、結局、スチムソン長官は嘘を言ったことになりますね」 キーナン検事「異議あり、その質問は適当でない」 バランタイン証人「私ははっきりと言うことが出来ます。ハル氏がいまや事柄は陸海軍の手中にあると言ったことです」 ウェブ裁判長「誰に対してそれを言いましたか」 バランタイン証人「多くの高官にです。スチムソン長官にも、戦争委員会でも言いました」 十二月八日の開戦通告について ブレイクニー弁護士「十二月七日の日本の最後通牒の問題に移ります。あなたはこれは全然宣戦布告でもなく最後通牒でもない云々と言っていますが、十二月六日の夜、この電報の傍受された形式において、これを初めて読んだ時に、大統領はこれは戦争を意味すると言ったことをご存じですか」 ブレイクニー弁護士「十一月二十六日の通牒を、日本側に手交する以前においても、大統領ならびにワシントンにおけるその他の高官たちは、日本と早くとも十二月一日頃に戦争が起きることを予期しておったことをご存じですか」 キーナン検事「その質問に異議があります」 ウェブ裁判長「しかしながら、この質問は、大統領が日本から攻撃されることを予期していたかどうかということを証人が知っていたかどうかを聞かれているのです。証人は答えてもよろしい」 バランタイン証人「私が知っているのは国務長官の言ったことです。すなわち、日本がいずれの方法にいたしましても、いずれかにおいて攻撃を開始することによって、戦争を始めるかも知れないことを国務長官は知っていました」 ディベートからみた東京裁判 プロローグ ウェブ裁判長の忌避動議 平成十七年 八月八日 Funkadelic "Let's Take it to the Stage" を聴きながら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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