すべて氷で出来た「アイスバー」、ロンドンにお目見え

【すべて氷で出来た「アイスバー」、ロンドンにお目見え】 　ロンドン中心部ウェストエンドに十月一日、壁からドリンク用のグラスまで、すべてが氷でできたバー「Absolut Icebar」がオープンした。室内は一年を通してマイナス三十度に保たれ、《防暖》のため、ドアは二重構造となっている。 　このバーは、スウェーデン北部ユッカスヤルビにある氷でできたホテル「アイスホテル」と、同国のウオツカ製造メーカー、「Absolut」が共同経営するもので、ロンドン店はユッカスヤルビ店、ストックホルム店、イタリア・ミラノ店に続く世界で四店目。 　来店した客には、温かいマントと分厚い手袋が提供されるサービスもあり、テーブルチャージは十二ポンド（約二千四百円）。「Absolut」のマーケティング・マネジャーは「何か違ったものを提供できると思う」とアピールしているが、寒くてたまらないという顧客は、併設された「常温」のレストラン「Below Zero」の利用も可能だ。 　室内はすべて、スウェーデン北部の川で作られた良質の氷で作られている。氷は客の体温などで徐々に解けていってしまうため、半年に一度の割合で建て直す予定。 平成十七年　十月二十一日 　沢村忠「キックの鬼」を聴きながら