テーマ:政治(50)
カテゴリ:政治 政治史 行政
本日は旧暦十二月三日。師走、雪下りて麦出ずる。 小泉首相は今年九月で二回目の任期を終えるが、僕は中曽根康弘以来の名宰相だと思っている。中曽根は国鉄を民営化し、小泉は郵政民営化に漕ぎ着けた。今の小泉とブッシュの間柄は曾てのロンヤス関係を彷彿とさせる。もちろん不満も少なくはないが、九十年代と較べたら日本の政治は格段に良くなった。 ここまでの道筋を付けた後の勇退という事になれば構成に名宰相として名が残る事は間違いない。 《第九章 改 正 第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。 二 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する》 憲法改正 駆ける戌年 自民党/民主党/公明党 日本国憲法が連合国軍占領下の昭和二十一年に公布されてから六十年の平成十八年、憲法改正に向け政治の歯車は大きく回転しそうだ。新憲法草案を今年十月にまとめた自民党は公明党、民主党と来年の通常国会で憲法改正のための国民投票法案の成立を目指す。小泉純一郎首相が民主党の前原誠司代表に「大連立」を呼びかける中、来年九月に予定される自民党総裁選、民主党代表選で憲法改正論議がヒートアップするのは必至だ。 《自民党》 ■安倍氏の発言カギ また有力候補が「任期中に憲法改正を政治日程にのせる」と表明すれば、憲法改正が次期首相の在職中に実現する可能性さえあり、総裁選からは目が離せない。 《民主党》 ■意見集約 難航必至 しかし、党内には参院や旧社会党系議員を中心に憲法改正そのものに反対する勢力が手ぐすね引いており、国民投票法案への賛否をめぐって対立が先鋭化することが予想される。来年九月の党代表選をにらんだ党内「権力闘争」の複雑な影響も受けそうだ。 再選を目指す前原代表は憲法改正で集団的自衛権の行使容認を主張しているが、拒絶反応を示す勢力と、前原再選阻止を狙う勢力とが「前原包囲網」を構築する可能性もある。党内では早くも、現在は無役の小沢一郎元副代表の代表選出馬も取りざたされる。 首相や自民党からは憲法改正をにらんだ「大連立」構想という【クセ球】も投げ込まれ、党内には分裂の動きもくすぶる。 《公明党》 ■九条改正 容認へ舵 また来秋、神崎武法代表─冬柴鉄三幹事長の執行部を交代させる可能性もあり、憲法問題に取り組んできた太田氏が代表に就任するかどうかも、行方を左右しそうだ。 平成十八年 一月二日 ザ・ドアーズ「五対一」を聴きながら コメント・トラックバックは予告無しに削除する場合があります。あらかじめご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月03日 22時08分27秒
コメント(0) | コメントを書く
[政治 政治史 行政] カテゴリの最新記事
|
|