テーマ:教育(24)
カテゴリ:教育
旧暦九月十六日、満月、江戸芝明神祭。長月、霜はじめて降る。 ■「一・九万~二万人」の推定数も 《産経と朝日の応酬に端緒》 福田首相の人柄もあってか、何となく堅苦しい気分が漂う昨今だが、久々に笑いを誘ったのが教科書検定に抗議する沖縄県民大会(九月二十九日)の参加者をめぐる産経新聞と朝日新聞の応酬であった。 は主催者発表の数字で「関係者によると、参加者は最大で四万三千人だそうです」「規模を二・五倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます」と切りつけた。 朝日も黙ってはいない。翌日夕刊の「論説委員室から」というコラムで、産経も九月三十日朝刊の第一報では「撤回求め十一万人」と報じ、二日の産経抄でも「十一万人が参加した」と書いているから「何だ、同じではないか」「やはり十一万人(主催者発表)と書いた朝日をたたく。自己矛盾…」と切り返した。 そのころ、ネット上では参加者の実数をめぐる論戦がヒートしていた。二万人とか三万五千人とかの数字が乱れ飛んだが、沖縄県警が当局側調べの数字を発表していたら、こんな論争は起きなかったろう。 そもそも大型の集会やデモの参加者は主催者発表と警察発表の二種類があり、新聞は両方を併記するのが慣例になっている。たとえば戦後最大のデモとされる六十年安保騒動の数字を朝日の縮刷版で調べると、「空前のデモ 国会を包む」の見出しがついた五月二十六日は十七万五千(主催者)対六万人(警察)、六月十九日は三十三万対十三万人というぐあいで、二~三倍の開きがある。 《県警が公表を拒んだ理由》 今回に限って沖縄県警が公表を拒んでいるのは「ある種のマグマが爆発寸前」(仲井真弘多知事)とされる県民の怒りを買えば、一般犯罪の捜査に差しつかえると判断したのかもしれない。 査法はないものかと思案していたら、やはりあった。テイケイという中堅の警備会社(高花豊会長)が、県民大会の拡大空中写真をタテ八コマ(A~H)、横十三コマ(一~十三)に分割して一Cは百二十四人、十Eは六百二十人というぐあいに一人ずつカウントして集計した視認可能の合計が一万八千百七十九人、別に建物、木陰、写真外などを推定で加えた総数を一・九万~二万人と算出したのである。 区画ごとのカラー写真も添付してあり信頼性は高いと思うが、他にも熊本で似た手法を用い三日かけてほぼ同じ数字を算出した人がいると聞く。 どうやら主催者発表は実数の五倍前後になるようだが、このうち無料バスまで出した官民合同の組織的動員や本土からかけつけた人がどのくらいいるのかは知るすべがない。 しかし六月九日の県民大会とデモの参加者が三千五百人(主 催者発表)とか、十月十五日東京沖縄県人会などが開いた総決起集会に集まったのが六百五十人(琉球新報、うち百七十人は沖縄から上京した要請団)のような規模からおよその見当はつく。もっとも十月十四日、那覇市内での大綱引き大会には二十万五千人(主催者発表)が集まったそうだから、県民のお祭り好きは理解できるというもの。 《すりかえ闘争戦術が奏功》 では県民十二人に一人の「十一万人」を集めた県民大会は何をめざしたのか。朝日の報道によると、採択された決議は「集団自決が日本軍による関与なしに起こりえなかったことは紛れもない事実」だとして、文科省に検定意見の撤回を求めたのだという。また大会の最後に、二人の男女高校生が声をそろえて「教科書から軍の関与を消さないでください」(赤旗)と宣言 したよし。 ところが福田首相は十月四日の国会での代表質問で「(検定意見は)軍の関与を否定するものではない」と答弁した。念のため今年春の検定意見を読み直し、その通りであることを確認したので、筆者はキツネに化かされたような気分になった。 察するに、なかった軍の命令、強制と、ありえた軍の黙認、制止を「関与」の一語に集約した沖縄の闘争戦術が、すれちがいを生んだのではあるまいか。このすりかえはそれなりに成功した。 「沖縄十一万人の抗議」の大合唱にたじろいだ政府は、教科書会社の訂正申請という姑息な便法で切り抜けようとしているが、数のトリックに屈してはならない。(はた いくひこ=現代史家) (平成十九年十月二十六日 午前七時三十三分 産經新聞) 平成十九年 十月廿六日 二葉あき子「青い星」を聴きながら 愛子内親王殿下は男系女子なので、民間男子との間に設けられた御子様は「女系」でも「男系」でもない。 男┌女…雑系女子 ├┤ ┌女└男…雑系男子 男 ┌女…雑系女子 │ ├────┤ (神武天皇) 女│女┌女…男系女子=愛子内親王└男…雑系男子 ├┤├┤ 神倭伊波礼毘古命┌男└男└男…男系男子=悠仁親王 ┌女…男系女子 │ │ │ ├────┤ │ │ │┌男…双系男子 女 └男…男系男子 ├────┤ ├┤ │ │ │└女…双系女子 │ │ │ 多多良伊須気余理└女┌女┌女…女系女子 ├┤├┤ 男│男└男…女系男子 │ └男┌女…雑系女子 ├┤ 女└男…雑系男子 従って今次の皇室典範改正問題の論点は「女系天皇を容認するか否か」ではなく「男系天皇を放棄するか否か」である。 コメント・トラックバックは予告無しに削除する場合があります。あらかじめご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月12日 23時24分11秒
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