テーマ:教育(24)
カテゴリ:教育
旧暦一月二日、諸事始、初夢。睦月、東風氷を解く。 偏向教師は自分の考えに従わない女子中学生を登校拒否にまで追いつめた。 (続き) 八、立ち上がった人々 K子さんが登校拒否となり、ついには転校に追い込まれながら、増田教諭は何の処分も受けずに、教壇に立っている。このままでは第二、第三の犠牲者が出る恐れもある。平成十年八月、土屋たかゆき都議は都議会文教副委員長として、増田教諭の懲戒免職を求める要請書を出した。 しかし、都教育委員会は十一回もの聞き取り調査をしたものの「処分後、不服申し立てや裁判になる可能性が高い」として、処分に関する結論を出せなかった。行政の無策に怒った市民が「足立十六中の人権侵害を考える会」を結成し、十一月十二日には、都議会議会棟で二百名もの参加者を得て、抗議集会を開いた。「体罰を加えた教師はかならず処分されるのに、どうしてこれほどの事態を招いた教諭は教壇に立ち続け、事実上、野放しにされるのか」と批判の声が巻き起こった。 十一月十七日、都教育委員会は、ようやく増田教諭に「減俸十分の一 一ヶ月」の懲戒処分を下した。しかし、増田教諭は翌平成十一年三月、PTA名簿を勝手に利用し、学校の印刷機を使って、全保護者あてに処分反対の手紙を出した。この件も古賀俊昭都議が文教委員会で追求した結果、四ヶ月も経ってから、再度「減俸十分の一 一ヶ月」の処分が下された。 増田教諭は平成十一年九月一日から六ヶ月間、都立教育研修所において研修することが命ぜられたが、この間にも勝手に十六中で文書を配布するなど、問題を起こし続けた。研修の成果が上がっていないとして、二度目、三度目の研修命令が繰り返された。研修期間中は勤勉手当まで支払われているというが、確かに見上げた勤勉ぶりである。 K子さんの母親は増田教諭を名誉毀損で訴え、東京地裁は被告に三十万円の支払いを命じたが、東京高裁は「賠償責任は公務員個人でなく、行政が負う」として逆転判決を下した。一方、増田教諭は都教育委員会に処分取り消し訴訟を連発したが、いずれも最高裁までいって棄却された。さらに今度は土屋都議や市民団体代表を名誉毀損として訴え、「偏向教育」「人権侵害教育」「完全に失格した不適格者」などの表現は事実であると認定されたものの、「過激派・犯罪者・魔女」などの表 現では名誉毀損が成立した。 九、千四百六十四人のミニ増田教諭 これほどの人権侵害を行った教師を都や区の教育委員会が即座に処分できず、被害者、都議、市民有志が裁判を通じて訴えるしか手段がない、というのは、どうにもおかしい。 万三千八百二十四票のうち、千四百六十四票も獲得した。それだけの教員が増田教諭の行動を支持していることになる。ミニ増田教諭はあちこちに潜伏していて、閉ざされた教室の中で子供たちに独裁権力を振るっているようだ。 (文責 伊勢雅臣) オヤジたちの教育改革 飛燕さんより 「密室の中の独裁者」を読み、昨年まで中学生だった息子のことを思い出しました。息子は中卒で自衛官の道を選ぶべく、昨 年自衛隊生徒の受験をしました。進路について、担任から他の先生に話が及んだ後の内申点が著しく操作され、不当に貶められました。 特に酷かったのが社会科で、内申点が十段階の一をつけられました。それまで、良い成績ではなかったものの人並みの成績は頂いていました。それが突然、一の内申点。自衛隊生徒の受験に失敗したら他の高校への進学に著しい影響を及ぼす成績です。自衛隊は左寄りの先生が多いことを考慮してか、内申点は見ないのがせめてもの救いでした。社会科内申点一の内訳も酷いもので、社会的事件の興味・認識一、歴史事実の認識一などなど、教師の自己満足の結晶でした。 息子は幸いにも自衛隊生徒に合格し、陸上自衛官として陸上自衛隊少年工科学校へ進学しました。少年工科学校へ進学した他の父兄の話を聞くと、息子が受けた仕打ちなど軽いもので、 なかには進路面談で「息子さんはホモですか」などと言われた人もいました。教育を履き違えた教師達がまだまだ跋扈しています。その犠牲になる子供たちが不憫でなりません。そういった教師に限って民主主義だの自由という言葉を振りかざしますが、民主主義とは多種多様の価値観を認めることで、一つの主義主張を押し付けるものではないことを認識して頂きたいものです。そして、彼らがおこなった「自由」教育の産物が「キレる子供」「モラルの無い子供」です。 少年工科学校の入校式の折、田舎から出てきた私の父は、隊列を組み歩いていく孫を見て、今の若い者はこういうところで鍛えた方が良い、とつぶやきました。父は三十八年間教職をし退職しました。組合と折り合いが悪く閑職にまわされたこともある、日本の教育現場を誰よりも知っている人が言う言葉なので、なによりも胸に響きました。 教育改革は何年も声高に叫ばれていますが、教育者改革こそが必要なのではないでしょうか。 龍二さんより 三日前の夕食時に中学一年生の末娘が、「埼玉県に支那人や朝鮮人が多いのは日本が強制連行したからって先生が言っていた。期末試験に出すから覚えておきなさいだって。」と不満を述べておりました。反論した生徒もいたようですが、頭ごなしに怒鳴られてしまったそうです。 子供は、実に純粋で素直であり、周りの大人の感化を強く受けるものです。このような子供たちに偏向した考えに基づく教育という名の思想統制を許してはなりません。 先日、PTAの役員会で妻が、このことを校長先生に尋ねたところ、学校としても問題は認識しており、現在、教師の教育に力を注いでいるとのことでした。確かに、数年前に比べると学校の雰囲気も随分と良くなり、以前は常態であった校内暴力、いじめ、不登校等の問題も耳にすることが無くなってきています。この現実から考えると、最近、問題になっている少年犯罪の低年齢化やひきこもりの原因は、増田都子のような浅はかな持論に基づいた偏向教育が原因なのではないかとも思えます。 幸いにも娘が通う中学校の先生方については、校長先生の指導もあり是正されてきておりますが、増田都子及びその支援グ ループがいまだに教壇に立ち、HP等で自分たちの正当性を主張している現状を考えると日本の将来に不安を覚えざるを得ません。 この現状を是正するためには、子供の親、特に父親たちが結束していくことが重要なのかもしれないと考えさせられる記事でした。 アキレスさんより いつも愛読している貴誌を、いつものように拝読してショックを受けました。私の母校、足立十六中でそんな事件がおきていたとは。 もありましたが、教師と生徒がお互いに体をぶつけ合って学校生活を送っていました。そういった環境下にあったためか、足立区のみならず都内公立中学校内でも上位の成績を保っていたと記憶しています。思想的な面で押し付け指導をするような教員は皆無でした。 その母校が、たった一人の暴力的偏向思想の教員によって汚されたような気がします。教師という立場を利用して己の思想を一方的に喧伝し、反論を許さない。これは絶対に許すことのできない犯罪行為であります。その犯罪に対してこれほど弱腰な対応に終始する教育委員会。この十六中のケースはあくまでも一例に過ぎず、公教育において静かに蔓延している病巣があるのでしょう。親の、強すぎる「学校への依存」が問題になってきておりますが、そのような傾向はますます教育現場の密室化を助長するばかりです。 卒業して早十数年、私も息子を持つ身となりました。己の学び舎に誇りを持てるような環境を、親として提供していく責任を感じております。 編集長・伊勢雅臣より 「密室の中の独裁者」から子供たちを守るには、親と良識ある教師が力を合わせていかなければなりません。 平成廿年 二月八日 筋肉少女帯「から笑う孤島の鬼」を聴きながら コメント・トラックバックは予告無しに削除する場合があります。あらかじめご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月09日 14時58分38秒
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