テーマ:政治 其貳(29)
カテゴリ:政治 政治史 行政
天保暦九月三日 土用 奥州藤原氏滅亡 長月 蟋蟀戸にあり 今からちょうど二十年前米国ノースカロライナ州のノーフォーク基地に置かれていたエミリーが廃棄されるというニュースが伝わった れていることでもいかに斬新だったかが分かる ノーフォークに置かれていたのはそのエミリーの最後の一機だったがそれをつぶすという知らせは日本の飛行機好きを驚かせた 漫画家の岡部冬彦氏や精神科医斎藤茂太氏などが二式大艇を日本に取り返そうと募金を始めた 輸送費や保存施設などを考えればまず二億円はかかりそうだが当面は解体して日本に運ぶための一億円を目標にした しかし実際に集まったのは五十万円だけ 政府に働きかけたものの答えは否 そうこうするうちに時間切れが迫る で関係者が駆け込んだのが日本船舶振興会の笹川良一会長のところだった 結論からいうと笹川氏はあっさり快諾して輸送費と保存施設場所を引き受けてくれた 総額で二億二千九百万円 東京湾のお 台場あの虹橋を渡ったすぐの船の科学館の前庭に置かれている 笹川氏は戦前航空機の重要性を早くから説いて歩き今の八尾飛行場を作った 同氏もまた飛行機好きの一人だったわけだ ところで最後の二式大艇をよみがえらせた資金は言うまでもなく日本財団が主宰する競艇の収益の一部である 正確にいうと競艇の投票券一枚百円のうち七十五円が払い戻しになり残り二割一分七厘が主催自治体の収益金や公益法人への交付金にまわり日本財団には開催経費として三分三厘が入る 年間の売り上げが一兆八千億円だから六百億円ぐらいになるが財団はこの中から例えば国連の天然痘撲滅運動に合計で三百七十万ドルハンセン病対策に同四千万ドルなどの援助を行い特に天然痘の完全撲滅は同財団にほとんどおんぶしてきたといわれる このほか突発時の緊急援助もある チェルノブイリの医療活 動支援に三十三億円阪神大震災の無償活動に七十一億円ロシアのタンカーによる重油流出騒ぎにも百六億円が支出された 前述した二式大艇の輸送保存費もこうした緊急対策費から出たものだ 公営賭博のあがりも馬鹿にならないことがこれで分かるがそこで気になるのが競艇とほぼ同額の収益のある競輪つまり通産省の自転車振興会そして競艇の二倍を売り上げる農林水産省所管の中央競馬会である 続く 「世界は腹黒い」より 女性天皇と女系天皇の違ひ 愛子内親王殿下は男系女子なれば民間男子との間に設けられし御子様は「女系」にも「男系」にもあらず
男┌女…雜系女子 ├┤ ┌女└男…雜系男子 男 ┌女…雜系女子 │ ├────┤ (神武天皇) 女│女┌女…男系女子=愛子内親王└男…雜系男子 ├┤├┤ 神倭伊波禮毘古命┌男└男└男…男系男子=悠仁親王 ┌女…男系女子 │ │ │ ├────┤ │ │ │┌男…雙系男子 女 └男…男系男子 ├────┤ ├┤ │ │ │└女…雙系女子 │ │ │ 多多良伊須氣餘理└女┌女┌女…女系女子 ├┤├┤ 男│男└男…女系男子 │ └男┌女…雜系女子 ├┤ 女└男…雜系男子 從ひて今次の皇室典範改正問題の論點は「女系天皇を容認するや否や」にはあらず「男系天皇を放棄するや否や」なり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月25日 23時50分36秒
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