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井戸には、非常に危険なガスが出ていることがあります。
それも、そこそこ高い確率です。 瓦割りの場合、水中ポンプで水を汲み上げた(和歌山弁で「かすった」)あと、コンプレッサーでずっと新鮮な空気を注入しながら作業を行うんですね。 閉じられた空間、例えば貯水タンクなどでは、長年の微生物が酸素を完全に吸い尽くしているところもあるので、首を突っ込んだ瞬間に意識を失い、そのままドボンということもあります。 そういう話を、私の場合は酸欠作業の資格を取る以前から職人づてに教えてもらっているので、おっかなくて換気しないと作業できません。 知識を得ることも重要ですが、教えてくれる人に恵まれないと、悲しい結果を呼んでしまいますね。 事故に遭われたお二人の、無事を祈ります。 http://blog.livedoor.jp/hageatama_hikari/archives/50681316.html 井戸の清掃中に父・息子倒れる 父が重体/香川 NEWS24 渇水に備えて古井戸(直径80cm 深さ4.2m)を使えるようにするために 清掃を建築工事会社に依頼 作業に来た作業員2名(内1名は経営者)が井戸内で倒れる 一名が意識不明、もう一名も重症 硫化水素中毒と思われる とのこと 典型的な酸欠事故予防がなされていなかった事例になると思います 建設業者なら知っていて当然、と思いたくなりますが 建築会社やリフォーム業者で小さい業者は全く知らないでしょう 「井戸掃除って泥を取り除く程度だろう」 と請け負うとこのような事故に遭ってしまいます 酸欠危険作業者の資格が要ることを 知識として知っていれば 断るもしくは他の業者に頼むなりできたでしょう 厳しい言い方ですが、無知が死を招いてしまったわけです 硫化水素は通常タマゴの腐った臭いといわれる 悪臭がしますが、100ppmを超すと、臭覚障害が置き臭いを感じなくなります ちなみに安全衛生法の規制値はその1/10の10ppmです 今回すぐに倒れたのであれば1000ppm近いガスが発生していたと思われます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月25日 20時50分16秒
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