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カテゴリ:ホラー映画、好きです。
『跋扈妖怪伝 牙吉』が以前から気になっていたので、『さくや妖怪伝』から気を入れて観ることに。
特撮、音楽はいいのだが、ストーリー、アクションシーンがダメ。 特撮は力の入れ方が感じられるし、水木しげるタイプの妖怪はやっぱりイイ。音楽も結構好き。 ストーリーは子供向けとはいえ、もう少し練るべき。特にラストの動機付けの部分などは曖昧すぎる。全体的には少年漫画の王道を狙ったみたいで、マズくはないのだが・・・。 キャストには、大河童相手に嬉々として日本刀を振るう藤岡隊長とか、脇役ながら相変わらずの存在感を示す嶋田久作とか、豪華な配役がなされている。 おかげで、主演の安藤希の容姿と演技力の落差が際立っている。 とにかく、巨大・松坂慶子が見所。 カッコイイし、妖艶。 目的の『跋扈妖怪伝 牙吉』。 『さくや妖怪伝』とは、全くつながりがねぇや。 マカロニ風股旅ものを基調とした伝奇時代劇。人間と妖怪の相容れない世界を、牙吉が分かりやすく叩き斬る痛快時代劇でもある。 賭場に来た凶状持ちを妖怪が喰らう、『スウィニー・トッド』とかの代表的な都市伝説みたいなネタをもってきたり、身も蓋もない位のヒドイ人間の描写で物語を分かり易くしたりと、ストーリー的には悪くない。 音楽は『さくや妖怪伝』と同様、川井憲次。やはり好き。 アクションは若干変な殺陣があるけれど、全体的には『子連れ狼 三途の川の乳母車』を狙ったであろう派手な憤血シーンもあり、妖怪モノとしての部分も含めて、楽しめる。 唯一の欠点は、人狼の造型。 もともと、狼男モノはストーリー、設定で引っ張ることが多い。その点で言えば、まぁ問題ないような気もするが、やはりあのモッタリとした体形はどうにかならんか。 そういえば、狼男ってそんなに造型的に好きじゃないや。ひょっとすると、個人的な趣味の問題か。 続編があるので、そちらにも期待。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月27日 01時32分36秒
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