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April 15, 2009
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カテゴリ:ひとりごと
今日、ニュースで
ホワイトハウスに犬がやってきました。
と報道していました。
どんな犬がやってくるのか?保護された犬を引き取るのか?
とか色々といわれていましたよね。

こんなことをニュースにする??と思うようなことでしたが、
ちょうど、昨日の夜今週のAERAの記事を
読んだところだったので考えさせられたりもしました。
(簡単な内容がHPからも読めると思います。)

その記事というのは、

~隔週木曜日は「捨て犬の日」~
茨城県には県が設置した犬捨て場があり、
そこに飼えなくなった犬を連れてきている人がいる。
飼えなくなった理由が、
経済的な理由、病気、怪我、などの他に
鳴き声がうるさいと言ったような本当に呆れる理由がありました。

確かに、生き物なのだから病気もするし、怪我もする。
そして、その治療費は人間よりも高い事もある。
実際、数ヶ月前のKayaの治療費は結構高かったし・・・

捨てられた犬は、日本の場合窒息死させられたりして殺されていくのです


私が住んでいるドイツの場合はどうか・・・

まず、ドイツには犬に関する法律があります。

『犬の保護条例』(Tierschutz-Hundeverordnung)に記載されている14条例の要求を満たさなければなりません。

そこには一日に4回計2時間は散歩させる。なども記載されています。
犬は家族の一員として飼われていて、
日本のようにつながれて飼われている犬はほとんど見かけません。

もし、家の外で犬をつないで飼う場合は、
必ず犬小屋を用意して
綱の長さは犬が自由に動けるように最低6メートル必要と記載されています。


飼えなくなった犬は
ドイツの場合「Tierheim」と呼ばれる動物保護施設に預けられ、
新たな飼い主を探しながら待つことになります。

また、衝動買いと金目当ての繁殖を防ぐ為に、
ペットショップなどで生きた犬猫を販売することも禁じられています。

日本の場合は、衝動買いを誘うような売り方をする
ペットショップもあるようです。
去年、東京で入ったペットショップは
たくさんのケージの中に仔犬が入れられていて
本当に見ていられなくなり、うーちゃんとすぐに出てしまいました。


ペットショップで犬・猫など売買されることのないドイツでは、
直接ブリーダー、広告などを通してペットを手に入れるか、
Tierheimを訪れて、犬や猫、他の小動物を引き取っていきます。


もちろん、その場合も引き取り手の住宅環境や、
家族構成、年齢や健康状態、他の動物の有無、
犬を飼った経験などもチェックされ、
本当にその人に適した犬であるか、
犬が新しい飼い主ともとで本当に幸せになれるか判断されます。

また、Tierheimの設備は充実しており、
引き取り手のいない動物もいつまでもここで暮らすことができます。

ドイツの場合、犬が欲しい人は、各犬種の犬協会等に問い合わせて、
予約してその後、仔犬が産まれたら買うか、
「Tierheim」から引き取るという事になります。

生後2か月以内の仔犬を親犬から離すことも禁じられているので、
犬を予約してから数ヶ月後に、犬を飼うことができるようになります。

また、前にも書きましたが、市によって違いますが、
犬1頭につき年間70ユーロから140ユーロ程度の犬税を
納めなければなりません。
この犬税は多く飼うほど割高になります。
これは犬の繁殖、売買を防ぐ目的があります。

また外出時に犬は登録番号をつけることが義務づけられています。
そう、Kayaもドイツに来たら、
住民?登録をして番号をもらうのです。(笑)


こういう規制がない日本では、
まだまだ身勝手な飼い主が多いのだと思います。

Kayaを買い始めたころ、
雑種の犬になぜこんなにお金をかけるのか??
どうせ飼うのであれば、血統書の付いた犬を飼えば良いのに・・・
とうーちゃんは何度か言われたそうです。

Kayaはうーちゃんの田舎のご近所さんから譲ってもらったのです。
もし、田舎でもらうことが出来なければ
トルコの保護施設から引き取ってこようと考えていました。
確かに、雑種ですが私達にとっては大切な家族なんですよね。
家族だから、病気もするしちゃんと躾しないといけない。
思っているように、育ってくれない事もあるかも知れないけれど
既成のおもちゃじゃないんだから、
もっと命を大切にして欲しいな・・・
と記事を読んで思わされました。

日本がドイツのように飼い主に自覚を持たせるような
条例を作ってくれる日が来ると良いのですが・・・・







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Last updated  April 16, 2009 05:34:45 AM
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