カテゴリ:アウトドア用品
時々日記に書いているが、私が普段のツーリング(一日30~40km程度だから中距離ツーリングかな)に使っているのは、今は廃番となっている『ワーナー/アークティックウインド』。 前回、尺取り虫日本海ツーリングで漕ぎながら感じたことなのだが、私のツーリングスタイルや体力、フネには、このパドルがピッタリのようだ。 たまに商業ツーリングに参加させていただき、他の人と一緒に漕ぐことがあり、パドルを交換してみるのだが、どうもシックリ来ない。 確かに、他の人が使っているワイドブレード&カーボンのパドルは驚くほど軽いのだが、何度か漕ぐと、そのパドルを使いこなすことに神経を使ってしまい、疲れてしまうのだ。 その点、私が使っているFRPのアークティックウインドは、最新のカーボンパドルと比べると、まるでダンベルを持っているように重く感じられる! ただそれが、一日に5時間、6時間漕ぎ続けることになると、状況が変わって来るのだ。 羽のように軽いカーボンパドルでは、あくまで毎回意識して角度を調整し、しっかりと漕がないと進まないのだが、重いアークティックインドでは、海に差し込んだそのパドルが支点となり、そこを中心に自分とカヤックを引き寄せて行く感覚になる。 それも、パドル操作を意識することなく、機械的に漕ぎ進んで行くことができるのだ。 まるで、パドルが自然な漕ぎ方を教えてくれているような感覚なのだ。 体が疲れても、暑くて嫌になっても、なんとか漕ぎ進むことができるのは、彼らのおかげ。 フェザークラフトのK-1を用いての、尺取り虫方式での瀬戸内横断を始めてからすぐに、ほんの偶然から手に入れた、貴重なデッドストックのアークティックウインド。 その一本目は、伊豆でJohn Dowdのサインを貰ってからも使い続けていたが、アークティックウインドはアークティックウインドを呼ぶのか、パドリング友達から中古のパドルを譲り受け、今、ツーリングではその中古パドルをアームエクステンションとして愛用している。 フネも、パドルも、その人その人に合った道具があるはずで、これでなければと言う正解はないと思う。 私にとっては、フェザークラフトのK-1とカレントデザインのソルスティスSS、そしてパドルはアークティックウインドが最高のパートナーのようだ。 これからもよろしく! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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