テーマ:TRPGについて(587)
カテゴリ:TRPG
ORACLEの基本試験に合格~良かった~。
あと、研究も一つ仕事終わって良かった良かった……ものの。 人付き合いの仕方がどうのこうのと言われたり、CPUに人馬デッキで敗走したりとちょっと微妙。 最近、TRPGもしてないし……オンラインの方もあんまり行ってないし、困ったり…… これからどうして行こうかな?忙しいわ、最近><; まぁ、忙しいけどTRPG何時かまたやりたいなー、と思いつつ。 「最近、TRPGの事書いてないですね」って指摘されたので、久しぶりにDXの事でも。 とはいえ、最近セッション自体あまりできないので、なんとなく作った平安京のキャラに関してでも。 具体的にどんなキャラかという↓をお読み下さいな~。 --- (………はぁ) 月明かりに照らされていました。 人気の無いあばら屋。枯れた葉が風に揺れて、音も無く飛んでいきます。 その光景を見る一人の姫君がおられました。 物憂げな表情で、自分の髪を撫でると、艶のある、黒く長い髪が揺れます。 「は、あぁ……」 思わず声が漏れました。 寒いのでしょうか。 白い吐息が唇から漏れ、虚空に溶けていきます。 ぐぅ。 ぎゅるるるるぎゅる~~~~~。 「……お腹が、すいた」 ぱたり。 そう言い残して、姫君は床に突っ伏しました。 姫君の名前は、藤原摩耶。時のお大尽様で在らされる藤原道長様のご息女にございます。 そんな高貴な方がどうしてこんな一軒家におられるのか。 そして、何故、お腹をぐーぐー好かしているかはこの際、井戸にでも放り込んでおくとして。 兎にも角にも。姫様は空腹で在らされました。 困った事に、御付の侍女はいません。 ふとした切欠で癇癪を起こしてしまい、彼女を一飲みにしてしまったからです。 それで気を落ち着かせた姫様でしたが、更に深刻な事態に直面します。 よく考えてみると、姫様は炊事の仕方を知らないのでした。 夕食は何時ぞやと心待ちにしていますが、何時まで経っても食事は届きません。 パタパタと尻尾を振って待っていましたが、作ってくれていた侍女がいないので出てくる筈もありません。 そして、それに気づいたのが半時前。 それからこうして月を見上げながら、(自業自得な)苦しみに苛まれていらっしゃるのです。 涙目で垂れパンダの様に突っ伏している姫様。 と、突然はっと顔を上げ、立ち上がりました。 (そうだ。清明様のお屋敷に行こう) これは名案とばかりに嬉々とした表情で、立ち上がり……すぐさま落胆します。 父から送られた品々の中に、移動のための牛車はあります。 ところが、牛がいないのです。 何故いないかといえば、あまりにお腹がすいたので丸呑みにしてしまったからです。 困りました。 何しろ、歩いて遠出をした事などありません。 んー、と腕組みをして考える姫様。 そこで気づきました。なんだ、牛がいなければ作ればいいじゃないか、と。 姫様がちょっとだけ人より鋭い歯で小指の肉を噛むと、そこからボタボタと血が流れ出ました。 痛みに耐えながら、念じ始めます。 「牛になれー、牛になれー」 しばらくすると不思議な事に、血が固まり、捻れて一匹の真っ赤な牛の姿になりました。 目も鼻もありませんが、特に姫様は拘りません。 さっそく、牛を牛車にくくり付けると、車に乗り込みます。 すると牛は勝手に牛車を引いて道へ踏み出していきます。 ふと、恩師である清明が「ぶらむすとーかー」だとか「えぐざいる」だとかの力を使ってはいけない、と言ってた事を思い出して、赤面しましたが、やってしまった事は仕方ありません。 何より、お腹が空いては物事を考える余裕のないお姫様でしたとさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月24日 23時28分18秒
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