天使になれない

2008/06/19(木)22:59

薫との出会い(その6)・・・・・・・・・・彼の引越し

わたしたちのものがたり(36)

一泊の「新婚旅行」に行く前には、薫は既に不動産屋さんの手続きを済ませており、 旅行から1週間もしないうちに、彼はこの街に越してきました。 私も引越しの手伝いをしました。 彼と彼の友人が車で荷物を運んでくる間に、お部屋に風を通して拭き掃除をしました。 2時間経過。 サッパリときれいに拭き上がりましたが、まだ彼らは到着しません。 少し疲れました。 座る場所もまだないので、押入れの上の段に腰掛て、足をブラブラしながら一休み。 窓からいい風が入ってきます。 ・・・・・ はっと気がつくと、彼が、友人とたんすを部屋に運び入れてきたところでした。 私は・・・私ってば、ああ、どうしちゃったんでしょう。 いつのまにか、その押入れの上段でぐっすり眠り込んでいたんです。 「お引越しの最中にお昼寝しちゃう人がいる。。。。笑」 そう彼に笑われてしまいました。 この恥ずかしいエピソードも、今では良い思い出です。 もう36才で、子供も二人いる主婦で、子供の頃からしっかり者のはずの私が、 彼のところだと、無防備で、そんなオマヌケなことをしちゃったこと・・・ 彼に出会うまでにたまっていた心の疲れが、 彼のところでなら出せたのかなと、今は思うのです。 その後。 子連れで私は、彼の家で 夜まで過ごしてから帰宅するという生活に入ります。 息子は学校から彼の家に直接帰ってきます。 彼、私、娘、息子の4人で晩ご飯を食べてから、 主人の分の夕ご飯を持って、子供と私は自宅に戻ります。 ・・・・そのあとは、結婚以来ずっと続いてきた日常の生活、つまり、 私は自室に籠もり、朝まで出ない。 子供たちは何事もなく帰宅後の主人とリビングで遊び、 寝る時間になると私の所に戻ってきて寝る。 主人は書斎兼主人の寝室で仕事。 私は朝食の時間まで主人に会わないし、話もしない。お互いに話もない。 という、いつもの生活です・・・・ 私は、結婚以来、ずっとこのような生活を送っていたのです。 2006年05月09日

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