日本・アンチテキパキ党

2007/04/25(水)19:40

Zガンダムレビュー・#45「天から来るもの」

Zガンダム(34)

ハマーンはアクシズをゼダンの門にぶつける作戦を発動。アクシズと協力関係にあるエゥーゴは、脱出するティターンズを迎撃する作戦を行う。その間にレコアはサラ救出にアーガマに迫りカミーユやファやカツが大暴れ!……という話。いよいよもってジャミトフとシロッコ、そしてエゥーゴとアクシズの戦いが複雑化していきます。大人でも理解困難なこの関係、果たしてカツは分かっているんだろうか?  「エゥーゴとて遊んでいるわけではない」恐れながらジャミトフ閣下、エゥーゴにはブリーフィング出ずに女の子を監視して遊んでいる奴が約一名おりますです。 カツを探して遅れてくるカミーユ、「カツがいないんだ」ってたまらんねこの帰って来た暴走っ子ぶり。サラを見つめてナニをしていたのやらあの表情は……劇場版シンジに先駆けること10年、既に地上波テレビ放送しかも夕方お子様の時間でナニをあえて深くは考えないっ畜生!! 前回ラストはちょっと大人びた感じに感動したというのに!! そんな至福の時間をカミーユらに邪魔されたカツは憤るが、カミーユは思いっきりカツを修正!! 宇宙に来てから多分初めての画面上での修正。 これをカミーユがやったってのが、大人たちの余裕のなさの象徴な気がしてならない。エマでもヘンケンでも誰でもいいからパンパン殴ってやれよ……カミーユだけ殴られすぎだ。 「戦いに集中できなければ、死ぬのはお前なんだぞ!」というカミーユの忠告に対し、「わかってますよ! それぐらい」全然分かっていない時に出るここ一番のカツの素晴らしき決め台詞再び。「戦いますよ! 僕はパイロットなんだっ」 このへんを試しに一時停止してみると、TV版カツが何故嫌われたかよーく分かった気がする。目つき悪すぎだろう……恩田作画ならそれなりに可愛くなるだろうが、萌えなどという単語を片足で踏み潰す図々しい表情がすごい。と思ったらやっぱりきさらか作画か!! 一方、レコアはサラ救出のためにアーガマへ攻撃をかける。出撃前のレコアはサラ救出作戦にわずかに眉をひそめるものの、シロッコに「お前が捕らえられたら、同じことをサラに命じる」などとうまいことを言われて承諾。 で、アーガマはあっけなくレコアに後ろを取られるわ、サラは簡単にボリノークサマーンで脱出するわ(せめて少しぐらい壊してはどうかアストナージさん……)、カツはいつの間にやらアーガマからGディフェンサーで堂々と出てしかもサラを感じただけで引っ返すわ、ええぃアーガマの警戒体勢はどうなっている!!(教育も) 「カツ、もう一度だけ会いたかったけど…」と後ろ髪ひかれまくりなサラに、アーガマの急所を敢えて避けて撃つレコア(映画ではアーガマクルーを心配する描写がさらにはっきりしている)。二人とも、自分に決着をつけられないあたりが人間的だ。二人とも昔の写真とか捨てられない性分なのだろうか。 そして戦場ではファとレコアが激突。もみあいつつ何だかんだで二人は生身で対峙。ゼータってホント生身対峙がこれでもかというくらい多いな…… 何故裏切ったのかと当然の問いをするファにレコア「やはり、そういう風にしか見えない?」「当たり前でしょう!」視聴者代表としてレコアに突っ込むファ。 「世の中には、男と女しかいないの。それは思想とか信念とは別のものよ」以前にもこのような会話をしたファとレコア(その直後にレコアは脱走したが)  そういやファは「私みたいになっちゃだめ♪」と言われて「はい♪」即答していたな。今も「そんな人が私を哀れんで撃墜しなかったんですか?」とか無礼言ってるし。 「アーガマの男たちは、自分のことしか考えていなかった」とのレコアの言葉に「クワトロ大尉のことなんですか!」あのグラサンと私のカミーユを一緒にしないで!とばかりにまたしても即返すファに笑った。何故すぐ思いついたよ。 またまたその一方では、カツがサラに追いついて吠えまくっていた。 「サラ、何でまた僕の前に出てきたんだ!」って自分がサラの目の前に出ておいて何を言うか。しかも戦場放り出して! 「私は貴方よりも先にシロッコに出会ったのよ!」「そんなことが理由になるものか!」確かに理由にはならないが、しかしカツより後にシロッコに出会っていても結果は同じだったと思うなぁ…… 「会いたいんだ。会って話がしたいんだよ」と必死で心情を吐露しまくるカツに、サラは呆れる。 「そう思っていても、それを言うのは男じゃないわ。だから貴方のこと、全部好きになれないの!」いやいやちょっと君たち? シロッコ一直線だったサラがどうしていつの間にやらカツに惚れたはれたの話になってるんだ? 前回冷たくされてかえって燃え上がっちゃったのかサラ? しつこかったはずの奴がちょっと醒めた態度を取ると逆に気になるものだからなぁ。 そこにエマのマーク2が到着。やれやれエマ中尉も相変わらず子守が大変なことで…… サラを撃て、と命じるエマにカツは反抗。「中尉が出てくることないでしょ!」 サラはその間にカツのもとから去っていく。「貴方の好意は涙が出るほど嬉しいわ。でも……遅いのよ」自分が傷つけたはずの少年が、それでも自分を思い追いかけてくる。その心を感じ取ったのか、サラは苦しむ。 しかし、泣くどころか笑っているようにすら見える作画は何とかならなかったのかorz ジェリドの執念もレコアの想いもカミーユの叫びもアポリーの死も悲しいほどに関係なく、アクシズがゼダンの門に接触。ティターンズは最大の拠点を失う。 アポリーを失い沈むアーガマクルー。アポリー中尉、「モグラ叩き」などと珍しくうまいことを言ったばかりに……(泣) そういえば小説ではここらへんでカミーユがカツに「死んじゃえよ、お前」だったはずだがテレビではさすがに無理か(映画では必死でカミーユがカツを諭していた。に対しカツはふんぞりかえりまくり……) 「女って、ああなんじゃないかと思う」とレコアを思い出すファに、それを否定するエマ。「生命散って」でエマがレコアに最後のとどめを刺すというのが皮肉だ。その上レコアの執念は最後にエマに致命傷を負わせるし。 しかし次回「シロッコ立つ」の予告にまたしても噴く。 「その結果、カツはサラの死を目撃する」目撃ってか自分がやったんじゃないか!! Gディフェンサー単独のプラモを楽天で見つけたので貼っておきます♪ しかし「Gディフェンサー」で探してもだいたいマーク2(スーパーガンダム)とセットだな。でなきゃ売れないからなのだろうが。

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