2005/06/06(月)00:50
『王妃マルグレット・ド・ヴァロア』・桐生操さん
最近、ヨーロッパの歴史小説に興味が有ると他のネットで話したら、この本を紹介していただいて、読みました。
フランス激動の16世紀。
恋多き女性です。
この時代は国と国との政略結婚。
王妃は、その駒の一つにすぎない。
日本でも戦国時代は、結婚はそういうものですが、ヨーロッパには、もう一つ宗教的対立もあり・・・
カソリックは離婚も出来ないから、離婚する場合は”その結婚が不成立”という証拠を集めないといけない。
しかし、そんな政略結婚しか出来なくても、贅沢三昧=
このマルグリットは、「希代の淫婦」として名を残した(こんな事で名を残したくないものだけど・・・)フランス史屈指の美貌の王妃。
陰謀うずまくルーブル宮で育ったマルグレット。
生涯、陰謀の中で夫の元(ナヴァル王=後のアンリ4世)と、実家の王であるアンリ3世の元を行ったり来たり・・・
陥れられたり、陥れたり。。。
きらびやかな中での黒々したもの。。。
文章的には読みやすいです。
歴史にならって書いてるせいか、迫力というか面白味にかけるかも。。。。