本格ミステリと旅の写真

2005/06/01(水)13:40

『流星ワゴン』・重松清さん

読了本(501)

永田カズオは、30後半のサラーリーマン。 妻の美代子と中学生になったばかりの息子との3人暮らし。 故郷の広島の父が63歳で今、癌で余命幾ばくもない状態。 父は、故郷で金融業など手広く会社経営をしていた。 カズオは強すぎる父に反発して跡を継がず、長男でありながら東京で就職しマンションまで買った。 しかし最近は病床の父の病院へ月に数度見舞っている。 父のことが気になって・・・・というのではなく、見舞いに行くと5万円の交通費をくれるので、実費を差し引いての差額欲しさに。 実は、カズオはリストラにあい無職で、美代子は家を空けることが多くなり、息子も家庭内暴力で家庭は崩壊寸前・・・ いえ、もう崩壊している。 ”もう、死んでも良いかな~”と考えるカズオ。 そんな時、ふっとオデッセイが・・・ そして、何となく乗り込む。。。 そこには、橋本というカズオと同年代の男性と健太という8歳の息子がいた。 5年前の新聞記事に”免許取立ての父親の運転ミスで死亡した親子”・・・が、この橋本親子だった。 そこから、3人のドライブなどが始まります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 重松清さんを最初に読むとしたら? で、ご紹介いただいた本です。すっごく面白かったです= 読みやすく、楽しく、家族愛、人生の矛盾、 重松清さん、また 読みます~♪

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