2004/12/10(金)04:07
『闇吹く夏』・荒俣宏さん
SFファンタジーでしょうか?
岩手県花巻市は、冷夏が3年目に入り農作物は全滅、農家の人たちは打撃を受けていた。
青年団達は、東京に居る有名な風水師・黒田龍人を招いて見てもらう。
風水師・黒田が感じる異様な空気の感触。
それは、ヤマセと言われる、闇が転がり落ちてくる感じのもの。
闇風とも言われるという。
田畑を見て廻る黒田の目に、異様な杭がいくつか見えた。
それは、風水でのまじない・・・
何が起きているのか?
そこで懐かしいというか奇遇な人と遭遇した。
昔、香港で一緒に風水を学び、かつては恋人でもあった夕子だった。
夕子が何故、この杭を打ち込んでいるのか?
そこには首都を移すという”遷都”の陰謀があった。
その陰謀には、田網という悪者が糸をひいていた。
何故、そんな悪事にあの夕子が関与しているのか?
黒田には潜在的な”勘”は無かった。
それは、ミヅチという女性に頼っていた。
彼女は特殊な体質を持っていた。
風水師の戦いが始まる!!
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風水師の戦いは、面白いです。
宮沢賢治の事がよく出てくるのですが、名前は知ってても私には「で、何をした人?」状態の無知なので、その辺はついてけませんでしたが・・・