|
テーマ:山登りは楽しい(12019)
カテゴリ:山を語る
【Over The Top】 生まれて初めてマウンテンバイクとであったのが25歳の頃。 バブル経済がピークに登り詰め始める1985年(昭和50年)のこと。 ミヤタのアイガープロというマウンテンバイクを約15万円で手に入れた。 MUSASHI号と名づけられたダークブルーのクロモリフレームは見るからに頑丈そうでたくましかった。 当時大阪南部に住んでいて、近場の二上山や大和葛城山、金剛山、岩湧山を登り、ヒマさえあれば林道のオフロードを開拓していた。 買った年の夏にこれで富士山(3776m)に登頂、翌年夏には大阪~浜松~糸魚川~能登半島~京都~大阪を走る道中で乗鞍岳(3026m)にも登頂した。 のちにこの自転車はアメリカ横断の旅(1991年)に使われることになる。 そして旅を終えたMUSASHI号は自分の知人に譲られて再び海を渡った。 当時勤めていた学校のOBの青年がアメリカへカヌー修行の旅に出るのだが、彼には車の免許もなく、とりあえず自転車はいるだろうとということで持って行くことになった。 自転車で山に登るといっても、ほとんど押しと担ぎが中心。大和葛城山などはルート選択を誤ったがために山頂を目指すルートの大半は階段、下山するのも階段というばかばかしいツーリングとなったのを覚えている。 山はいい。 山頂に立ち、深呼吸しながら、下界を眺めるのは最高だ。 そんなに標高が高くなくても、てっぺんから下界を見下ろすことで、何かとてつもなく大きな力を身につけたような気分にひたるのがいい。 自転車で水平距離を楽しむのももちろんいいのだが、垂直距離を楽しむのはまた別な意味での面白さがある。 頂点に立つことが目的ではないのだ。 頂点を越えることこそ楽しいのだ。 Over The Top 人生越えるべき峠はまだいくつもある…ということ。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
僕もいつかは、少なくとも滋賀県と紀伊半島のダート林道を全部走ってみたいと思ってます(ちなみにcancanさんは紀伊半島の道を全部走っておられるはずです)。最近はロードバイク至上主義な人が多いですが、本当の山頂まで登っていないのに、「○○山制覇!」みたいなこと言うのはやっぱり厚顔無恥ですよね…。
とはいえ、先輩みたいに富士山頂までかついで登るのは…やっぱ僕には無理ですわ(笑) (2007.07.21 01:18:46)
はじめまして!
綺麗な景色とお花に感動です! 大変だったと思うのですが、楽しまれた様子がよく伝わります。 楽しみながら、達成感が得られる、山っていいですね♪ (2007.07.21 09:10:38)
昨夜のNHK番組で、女性作家がトレッキングに行く特集をやっていました。バリへ行った女性が、標高2000mから下を見たとき、「大自然なのに、箱庭のように見える。神が創ったと言われればそのようにも思う」と言っていました。
山はいいですね。自転車では行ったことはありませんが、歩いて登るのとは違う楽しさでしょうか? (2007.07.21 13:49:25)
天神橋5丁目さん:
日本国内のすべての道を走るのは不可能かもしれませんが、すべての国道を走るくらいはできるでしょうね。「日本百名山」があるのなら、「MTBで登る日本百名山」があってもいいですね。 いろんなテーマを持って走るのもまた楽しからずや…です。 (2007.07.21 16:02:03)
勝利の女神0605さん:
こちらこそはじめまして。 登る苦労と山頂を極める喜びは比例するはずです。 富士山はさすが日本一というだけあって、それをMTBで登るのは狂った行為だったのかも知れません。 竹馬でキリマンジャロを登った日本人もかつていましたが、「自分流」にこだわることも必要でしょうね。 (2007.07.21 16:03:31)
ブラウニー5300さん:
植村直巳氏がなぜ山にこだわったか、これは山に登る人間でなければ決して分からないのでしょう。自転車に乗らない人間が自転車のことを分からないのと同じ。 いろんなことをやる中で、心から楽しむ時間を大切にしたいと思います。 自転車で登り下る、これは普通の登山とはまた違った感覚が楽しめます。富士山での豪快なダウンヒルはやはり富士山でしか楽しめないのです。 (2007.07.21 16:05:21)
昨日の校内イベントは自分と照らし合わせたりできるのって大切ですね。
時間の観念をかんがえさせられます。 さてマウンテンバイク。国内で発売された頃ってやたら高かったですよね。僕もいまから25年前くらいに買ったのですが、結局、山が遠いため、町乗りで終わってしまいました。やたら丈夫でした。 なので担ぐ経験ゼロ。しかし、恐ろしい距離を走ってたんですね~!それは無理としても本州横断ぐらいはしてみたいな。 (2007.07.21 17:07:01)
素浪人@ケータイさん:
学校って年間の行事を通じて1年がめぐっていくものですから、毎年同じことを繰り返しながら進んでいきます。気がつけば5年、10年が嘘のように過ぎていったり…。ふと突然思い出したように何年も昔の卒業生が学校を訪ねてきたりすると、まるで浦島太郎になったように感じることがありますね。 いろんな道をたどってきた自分の人生、時折振り返ることも必要です。 (2007.07.21 19:40:44)
頂点を超えるっていう気持ちを忘れてはいけませんね。
頂点は自分で決めるものですよね? それをクリアすることによって次の頂点を決めていく。そんな人生にしなければです。 (2007.07.21 20:30:11)
alialiさん:
頂点を越えるためには、常に高みを目指す気持ちを持たないと…。 現状で満足していてはいつまでたっても低いところにしかいられないものですから…。 (2007.07.21 20:39:41) |