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テーマ:旅のあれこれ(9938)
カテゴリ:冒険旅行
【風景の一部として】
…あの時、確かに僕はあれらの風景の中に含まれていた。 風景の中にすっかり溶け込んでしまい、そこが異国であるということさえ忘れかけていたほどだ。 もし僕の記憶に間違いがなければ、それらの風景を構成するあらゆる要素---太陽の位置や雲の形、空の色といった細かな部分まで---をはっきりと思い出すことができる。 だけど、記憶にとどめられた風景の中では、時間は永遠に止まったままあとにも先にも動きはしない。 そんな失われた時間を手のひらの上でもてあそぶように、僕は「現在」という時間の中で果てしない葛藤を繰り返している。 (…続きを読む) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.03 20:06:42
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