COOL, TOUGH & HARD-BOILED
【COOL, TOUGH & HARD-BOILED】映画「ロング・グッドバイ (The LONG GOODBYE)」(1973年 アメリカ映画)原作はレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』。内容は1970代風にアレンジされており、エリオット・グールドが演じる探偵のフィリップ・マーロウが友人の死をきっかけにある事件に巻き込まれていく。(以上はウィキペディア「ロング・グッドバイ」から) *******松田優作の「探偵物語」や「ヨコハマBJブルース」のベースとなっていたのが、このエリオット・グールド演じるフィリップ・マーロウだったという。また原作「ロング・グッドバイ」は、村上春樹の翻訳でも話題になった。どこかニヒルで冷めていて、気分や感情・本能に左右されないクールな生き方。冷酷非情かも知れないが、時にはビジネスライクに。辛いことがあってもそんな素振りさえ見せない。今の自分が求めているのは恐らくそんなフィリップ・マーロウのようなキャラクターであろう。それでも、どこか内面で限りない優しさを秘めていることも、また彼の良さなのだろう。この映画、音楽は「ジョーズ」や「スター・ウォーズ」でも有名になったジョン・ウィリアムズが担当している。古き佳き70年代の響きが耳に心地よい。雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…。デクノボーと呼ばれても我が道を貫くのがクールでタフでハードボイルドな生き方。睡魔ニモ負ケズ、過労ニモ負ケズ…。心も体もすべて自分のコントロール下において、極限状況にあっても常に自分にシヴィアに対処する。鋼(はがね)のような心と体があってこそそんな生き方が可能なのだろう。「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」 If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive. (レイモンド・チャンドラー『プレイバック』第25章 から)(…動画を見る)