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先日妹がアニメの番組を録画していたらしい。 散々見た「人気アニメの最終回」みたいな特番で、かずな的にはかなり食傷気味だったんだけど……。 どうせテレ朝なんだからドラえもんとクレヨンしんちゃんの映画の番宣じゃん?くらいの覚めた目で見てた。 「おばあちゃんのおもいで」をやったんですよね。 ドラえもんですよ。あの名作を。 姉妹2人で 大 号 泣 ……!!!! たとえわさドラであろうと、泣けるモンは泣けるんだ……!!!! (注:わさドラ=のぶ代ドラの対語。水田わさびのドラえもん。) 実は、かずなにも同じようなエピソードがある。 縁日のりんご飴が大好きなかずなの為に、おばあちゃんがお手製で作ってくれた。 鍋で砂糖を溶かして煮詰め、りんごにコーティングしてくれた。 でも、そのりんご飴はかずなが知ってるりんご飴とはまったく別のものだった。 茶色い塊。 そう、縁日の「着色料で鮮やかな赤に仕上げた」ものとは全く違う、地味で、とてもおいしそうには見えないものだった。 べっ甲飴は、それ単体ならキレイな茶色だけど、紅いりんごのコーティングにべっ甲色は、はっきり言って、似合わない。 おばあちゃんは一生懸命作ってくれた。 わざわざりんごを買ってきて、作ってくれたのに。 母親にも「おばあちゃんがせっかく作ってくれたのに!!!!」と、(悲鳴混じりに)言われたのを覚えてる。 でも、おばあちゃんが作ってくれたのは茶色い塊で、縁日に出ていた紅くキラキラしたキャンディとは全く似ても似つかぬものだった。 「こんなのいらない!!」 私の言葉に傷ついた顔をしたおばあちゃんのことを覚えている。 「色は悪いけど美味しいのに……」と、そのりんご飴を舐めていたおばあちゃんの姿を覚えている。 ひどいコドモだと罵られても言い返せない。ごめん。ごめんなさい。 タイムマシンがあったなら、その時に飛んで茶色い塊を奪ってきたい。 その時、私はそんなに小さくはなかったはずなんだ。 それこそ、作中の「大きくなったのび太」と同じくらいと言っても過言じゃないくらいの年だったような気がする。 涙が止まらないんだ。まともにキーボード打てないんだ。 誤字脱字を確認することも出来ないくらい、涙が。とまらない。 ごめんなさい。 紅いりんご飴を持って、お見舞いに行きたい。 おばあちゃんはその時のことを覚えているかな。 ああ。今、普通に「紅いりんご飴」を売っているお店がない」のが切ない。 次の縁日は、1ヶ月以上も後だ。 【DVD】映画おばあちゃんの思い出/ザドラえもんズ映像アニメ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月12日 22時27分31秒
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