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日本戦略研究所



『拉致被害者家族の敵』朝日新聞とNHK 


「朝日新聞とNHKは敵だ」拉致被害者家族の蓮池透さんの言葉である。

朝日新聞は平成11年8月の社説で「日朝国交正常化交渉には日本人拉致疑惑をはじめ、“障害”がいくつもある」と書き、“障害”という表現に怒った蓮池透さんの抗議を門前払いしている。

NHKも蓮池透さんに1時間以上取材したあげくボツにしている。

「朝日新聞とNHKは敵だ」という言葉は、北朝鮮拉致事件に対する朝日新聞とNHKの冷酷な報道姿勢が拉致被害者家族をいかに傷つけ、苦しめてきたかを象徴している。

特に朝日新聞は筋金入りの北朝鮮シンパで、以前は「北朝鮮による拉致は存在しない」と主張し、拉致が明らかになった9/17以降も、「拉致は棚上げにして日朝国交正常化をするべきだ」と主張しているのである。

平成3年1月16日拉致された有本恵子さんの両親が記者会見を行った際、朝日新聞の記者は「北朝鮮に拉致されたとはっきり断定できる証拠があるのか。あいまいな根拠でこういうことをいうと大問題になる。」と恫喝している。

さらに、金正日が拉致を認めた後も、朝日新聞は性懲りもなく 北朝鮮を庇いつづけている。

たとえば、拉致被害者8名の死亡が明らかになった翌日の9/18の朝日新聞の無神経さはすごい。

第一面の『痛ましい歴史、直視して(木村伊量政治部長)』では「冷静さを失っては歴史は後戻りするだけである。<略>北朝鮮との間に残された戦後処理問題を解決し、大局的見地に立って関係を正常化することが、日本の国益にも北東アジアの安定にも資する。」

さらに『天声人語』は「北東アジアの安定という政治目標の前に拉致問題はかすんでしまう」とまで書いたのである。

言っていることは朝鮮労働党の機関紙「朝鮮中央通信」と同じで、「拉致問題などどうでもいいから、国交正常化をして北朝鮮に金をくれてやれ」といいたいようだ。

こうやって、朝日新聞は日本政府に戦後処理問題を解決せよと迫り「過去の清算」を求めるが、そんなに「過去の清算」が好きなら、

かつて、朝日新聞は昭和30年代の在日朝鮮人の北朝鮮帰国運動の際、多くの在日朝鮮人を「北朝鮮は地上の楽園」であると騙し、

その結果、帰国した多くの在日朝鮮人が北朝鮮の強制収容所で殺された。

朝日新聞は、まず自分たちが騙して帰国させた元在日朝鮮人やその遺族に対し手厚い損害賠償を行って、自らの戦後責任を清算し、政府に模範を示すべきであろう。

ともあれ、朝日新聞は この期に及んでも、北朝鮮に忠誠を尽くし続ける、まことに健気な心がけの『朝鮮労働党の機関紙』ではある。

しかし、日本国民の立場からすれば『朝日新聞の罪は万死に値する』といえよう。

拉致・殺人を国策として行った北朝鮮は日本と国交を結ぶ資格はないし、国交正常化前の早期経済援助などとんでもない犯罪行為といえよう。

小泉首相は渾身の気迫をもって金正日を追い詰め、“北東アジアの安定”のために、

北朝鮮の共産党独裁体制を打倒して、日本人拉致被害者のみならず、韓国人拉致被害者、さらには北朝鮮の2千万民衆を自由社会に救出することが、真に“大局的見地に立つ”ということなのである。


14.10.3





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