2010/02/04(木)12:31
三千盛 純米
久し振りに 三千盛 の純米酒を買い呑みました。 なんだか以前ほどの感動がありませんでした。 私が変わったのかな・・・蔵が変わったのかな・・・。
純米吟醸も呑んでみないとなんとも言えないが 下記の 『3期醸造のシステムを導入して8年目』 に 純米 も入っているんで 何か気になるな。
今の三千盛の基礎をつくりました先代の水野高吉のあとを引継ぎ からくちの酒の良さをさがしだすべく社長 水野鉄治と役員そして従業員17名が日々精進しております。
現在の石高は2000石程にて7・8・9月をのぞく 3期醸造のシステムを導入して8年目 となり製造スタッフ全員が一般社員およびパート社員にて蔵を稼働させております。
過去から伝わる伝統的、体感的な酒造りの手法を引き継ぎベースにしながらよりいっそうに高品質かつ安定的にお酒が造れるように私ども独自にいろいろな手法をこだわりなく取り入れるようにつとめております。
社長以下スタッフも経験不足の割には好奇心旺盛の為、いろいろと手を出し時には派手に失敗をしております。
実った米を人がどのような気持ちをもって扱っていくかによりできた酒が大きく左右します。
積極的にいいものを引き出しでいくように、
副作用がでるとすればあとからとりのぞけばいいのです。
純米 三千盛
精米歩合 日本酒度 酸度 アルコール 45% プラス12 1.4 15度以上16度未満 味にふくらみがありながらも、爽快な酸味が味を引き締め立つ鳥あとをにごさず。 牛舌の塩焼き、和風ステーキ、マグロのトロなど歯ごたえのあるもの、油がのったものおいしくなるよ。
1.8l \3.150 720ml \1.400 純米とっくり300ml \720
酒からくち三千盛ホームページ より
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蔵人のこと
平成9年3月30日
酒蔵では毎年10月頃になると雪国より酒造りの集団がやってきます。
昔の新潟の農家では中学を終えると、すぐに家の仕事につきます。 そして稲刈りが終わると村の大人達と一緒に遠く関東や東海地方、半田あたりの酒蔵に出稼ぎに行きました。
最初は桶や布を洗ったり部屋の掃除をするなど、雑用の仕事ばかりが何年も続きました。今と違って朝は早く 仕事は明け方の5時凍るような冷たい水を使っての仕事が多く、毎日繰り返される単調な仕事。熱湯をかけて竹を割って作ったささらと呼ぶ、洗い道具でしゃかしゅかと軽快なリズムで桶を洗っていきます。あつい湯も地べたにだどりつくもまもなく冷え切り足をかじかめてしまいます。
辛さを紛らわす為にも酒造りの唄を皆で歌ったのです。杜氏は蔵人達の歌い方、声を聞いては性格を判断したのでした。「杜氏」を中心として「頭」「麹屋」「もと屋」の三役があり、そして「船頭」「釜屋」その下に「追い回し」「働き」そして中学を出たての小使役の「まま屋」と続いていました。
それは厳しい身分、職階制度があり、杜氏の権限は絶大でした。 半年間 広敷で寝起きを共にするので、食事、風呂、寝間、娯楽、宴会に至るまで定められた規律のなかで生活しなければならず新米の蔵人にとってはとてもたいへんなことでした。 ただそれは、生まれながらの故郷での地縁、血縁のなかに組み込まれているためお互いの気心は理解し合えたのです。
しかしこのような半年間 家族と離ればなれの生活は現代の農家の感覚には全くなく、地元の村の若い衆にはもうすでに過去にあった慣習としてとらえています。
今年ここで一冬過ごした蔵人達は5人、3月30日午前9時32分発の「特急しなの」に乗り込みます。 潟町に到着するのは14時5分、駅を降りたら久々に家族との再会が待っています。
こういった雪国の春先の風景も後数年で見られなくなります。冬の間の豪雪と出稼ぎ、貧しい地域と豊かな地域、農村と都市部それを象徴する裏日本と表日本の関係もかわりました。またその言葉も死語になりつつあります。
三千盛 純米 720ml
冷やでは、リンコ酸が利いてシャープでキレのある味わいですが、燗をつけると一変、とてもソフトで膨らみながらサラリと喉をかけぬけます。
価格 1,333円 (税込1,400円) 送料別
SAKE MAKI三千盛 純米 1800ml
味にふくらみがありながらも、爽快な酸味が味を引き締め立つ鳥あとをにごさず。
価格 2,834円 (税込2,976円) 送料別
丸石酒店