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カテゴリ:演劇
昨日、大阪松竹座にて「ヤマトタケル」を見てきました。 歌舞伎は学生時代に少しハマって、テレビ中継や舞台も見に行ったこともあったけど、 生で見たのは・・・20年前後ぶり? 少しは歌舞伎を見慣れてるので、早替りや宙乗りの斬新さが注目されるスーパー歌舞伎でも、 大見得を切る場面とか、特有な立ち回りの動きや台詞の言い回し・・・ タケヒコ役の市川段四郎さんのときに、屋号の「澤瀉屋(おもだかや)!!」と 大向こうから声がかかって雰囲気たっぷり。 伝統的な歌舞伎の所作、ポーズなどもちゃんとあって、とても楽しめました! ホントに、この「ヤマトタケル」すっごくすっごくよかったです!!! 見に行ってよかった。 市川猿之助さんが初演をしたときは見に行けなくて・・・残念だったのが 今回はお弟子さんだったけど、十数年ぶりに念願かなった~ やっぱり、歌舞伎はすごい!! 日本が世界に誇れる最高レベルの舞台には文字通り圧倒されました。 ストーリーは分かりやすく、親子の確執とタケルの武勇伝。 衣装は神話の世界+ちょっと中華風で、超豪華! なんとなーく、彩雲国物語を連想させるような。 回り舞台に、せり上がり、花道、演出の斬新さ。 アクロバティックな役者の大熱演。 すごく面白い内容になってました! 野火に包まれて絶体絶命のときの演出は見もの。 赤いおーきな布を動かし、炎の勢いを表現する赤いヒラヒラの衣装をつけて、 宙返りをするたくさんの役者さんがすごかったよ! カルピスソーダのCMに出てた青森山田の新体操演技よりもすごい連続の回転技。 一人、その場で位置を変えずに連続10回以上?バク転してるの。 もう大喝采でした。オリンピックでも見れないくらいに、すごかった!!! さらには荒れ狂う海の怒りを静めるために、姫が身を投げるシーン、 ヤマトタケルの大立ち回り。 圧巻がラストの、宙乗り。 どうやるのかなーと思ってたら!! 花道でワイヤーをつけて浮かび上がり、なんと3階席まで浮き上がってきて 最後は3階の小屋へ消えて行く演出。 私は3階席の最前列右よりだったので、3階左寄りにきたタケルは遠かったけど 観客と目が合うところまできて、挨拶するような感じで消えて行きました。 もうほんとすごい!! 3階席は5階建てに相当するので・・・かなーりな高所。 ドリライでもあったと耳にしている、手塚のリフトより高そうだよ。。 宙乗りは初めて見たので大感激。 結局、親子の確執の原因となった父帝側の気持ちが分からなかったですねぇ。。。 なぜ我が子にあれほどまでに過酷な試練を与えたのかなと言う点がはっきりせず。 そこがちょっと分かりにくかったかな。 カーテンコールで、ラストに登場したタケルの右近さんが、 父帝役の金田龍之介さんとガッチリ握手してて、 本編が終わってからの「和解」・・・には、思わずホロリ。 マジ、感動モノでした~~~ 最後の部分で、タケルの息子役の男の子が出てきて、4歳くらいかな~可愛かったわ。 誰のお子さんか・・・?お孫さんだったのかなー? さすがは未来の梨園のプリンス♪ 口をキュッと結んで、足のつま先もしっかり閉じたまま、じーっと立ち尽くしているのは、 小さな子どもならかなりしんどいだろうけど、 しっかり立っていて、庶民の子どもとは違ったわ。。。 ウチの息子どもなら考えられないよぉー この5月はたまたま舞台を見る機会が重なって、大忙し。 劇団四季の「オペラ座の怪人」、宝塚の「ベルばら」、テニミュのドリライ5thが3日後。 なんという、バラバラの傾向ーーー!何でもありな・・・ 偶然、女性ばかりの劇団で男性以上のカッコイイ男性を演じる宝塚と 男性ばかりで可憐な女性も演じる歌舞伎を同時期に見ることができたし、 それぞれのよさや楽しさを体験できてよかったぁ~。 中でも歌舞伎はさすがに、格が違うと言うか・・・やはり圧倒的な存在ですわ~ 今度の神戸のドリライは、若手イケメンで目の保養を♪めっちゃ楽しみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月23日 09時17分22秒
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