バラの香りのお茶で、リラックスついでにきれいになれる?
バラ科のハマナス、中国語ではメイグイ(〔王+攵〕瑰。メイクイとも言います)。その花のつぼみをお茶にすると、バラの香りがふんわりと香るお茶になります。こんなふうに薔薇のつぼみに似ているので薔薇茶(ばらちゃ)とも呼ばれています。鮮やかな紅紫の花びらは、お湯が注がれると途端にマゼンタのような紫を帯びたピンク色に変わって。そして、花の色を映し、水色もかすかな薄桃茶色に染まります。甘酸っぱいような薔薇の香りは鼻腔と舌の両方で感じることができます。飲み込んだ後にもしばらく薔薇の余韻を楽しめます。香り、水色、花の様子、、、しっとりとリラックスできるお茶なのです。。。ノンカフェインですから、眠る前に頂いてもOKですね。一日の終わりにちょっとリラックスしたい時にぴったりのお茶ですね。ところで、「ハマナスの花」を意味する中国語「メイグイファ」という言葉をお茶以外のところで聞かれたことがある方も多いのでは?「体の調子を整えながらダイエットできる」食品として、ダイエットコーナーなどで紹介されています。オレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、肝臓と胆のうに含まれている酵素リパーゼを活性化させ脂肪を分解させるはたらきがあるのですって。(なんだか難しい話、、、)そして、ビタミンCも。気持ちが穏やかになるだけでも、体を整えることができますが、その上、豊富な栄養。。。ありがたいお茶ですね。この花のお茶は、そのまま頂いてもとてもすばらしいお茶です。その上、いろんなお茶とブレンドしても、メイグイ本来の力を失わず、あわせたお茶の魅力も高めてくれて。。。緑茶、紅茶、プーアル茶、菊茶などとの相性はとても素敵ですよ。 これは、ジャスミン茶(茉莉珍珠・緑茶)とあわせた「メイグイ珍珠」です。ジャスミン茶については、以前1月27日の日記にも書きましたが、緑茶にジャスミンの花の香りをつけた(薫香といいます)お茶です。とても心地よい花の香りが楽しめます。ジャスミンの香りと、薔薇の香り。2つの香りが合わさったのにくどさはなく、やさしい香りに包まれるお茶です。透明なガラスの器で、花と茶葉がだんだんに変化していく様子を楽しんでいると、ちょっと凝った気持ちや体がほどけていくような感じです。。。