カテゴリ:テレビ・映画
チェコのアニメ作家カレルゼマンの作品を観た。
1980年の作品で映像が実に味わい深い。 渋い色調に古いキリスト教の教会にあるモザイク絵のような顔。 登場人物の動きは影絵のようで関節だけが動くようなカクカクした動きに、背景とかも前、中、後といかにも重ねた感じのアニメというより紙芝居とか人形劇を見ている感覚。 80年というと日本ではどんなアニメがあったかなあ。 オリジナルガンダムとか近いのかな? 内容を一言で表すと「愛こそ全て」 ハッピーエンドの御伽噺。 青年ホンジークが妖精マジェンカと恋におちて、いろんな困難を克服し、種族の垣根を越え結ばれる。 いいお話だといえばそうなんだが、なんだか「ドラえもん」を見ているような気持ちになった。 青年ホンジークにはドラえもんはいないけど、良い小人、悪い小人、普通の小人が憑いてる。 ある日、ホンジークは良い小人の止める言葉も聴かず、悪い小人にそそのかされて非日常を求めて冒険の旅に出ることにした。 それからも悪い小人の言によって悪さをしたり、自分の願望が満たされればそれでいいと良い小人と普通の小人とは縁を切ったり。 そんなホンジークの浅はかな考えなしの行動がのび太を彷彿させるのだ。 それでも最終的には良い小人たちのおかげでマジェンカと結ばれる。 御伽噺だからラストはそれでいいんだけどね、なーんかすっきりしない。 もちろん、悪いことをした付けはしっかりきてて色々と苦労もしている。 だけど、もっともっと苦労させてからじゃないとだめじゃん、なんてね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.26 01:30:31
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