“秋 一 番”の吹く朝
子供達が幼い頃朝,目覚めて強い風が吹いていると“どんぐりがいっぱい落ちてる!”と!!子供達をどんぐり拾いに連れていってあげたい気持ちが一気に膨らみます。毎年9月下旬には、強い風が吹く日が必ずあります。その風を“秋一番”と名づけたいくらい!ビニール袋を数枚虫除けスプレーも忘れずに朝の片付けをスピーディーに終わらせワクワクしている子供達と一緒に出発!家から近い所では、神宮外苑森のようなところがあって大小さまざまなどんぐりが沢山!入り口から入ったとたんに道には、ころころとどんぐりが落ちていて小さな丘の上にもあちこちにそして奥の方には 大きなどんぐりが落ち葉に隠れながら潜んでいて「ここに いっぱいあるーーーう!!」と一人が叫べばどんぐりがいっぱい入ったビニール袋の口をギュウッと握り締めながら走る 走る途中で転んで泣いてしまったり・・・・・・・・・・・・・楽しい楽しい秋のひととき家に帰ってからも子供達にとってどんぐりは宝物きれいに洗って、干して、乾かして数を数えて、空き箱にいれて会社から帰った父親に「見て!見て!」と大騒ぎ一番下の子はどんぐりから出てくる白い小さな幼虫までも「かわいいね~、どんぐり虫さん」と顔を近づけてご挨拶姉や兄のどんぐりから出てきた虫さんまで頂いて・・・子供達が大きくなり朝起きて “秋一番”が吹いているときっと どんぐりが!!・・・・・・と心が一瞬タイムスリップしてあ~、子供達は大きくなったんだ・・・・・・ちょっとだけ淋しさを感じながら一人ほほ笑んでいる私毎年秋に子供達から送られた楽しいひとときは懐かしく体いっぱいに“どんぐり拾い”を楽しんでいた”小さな姿を思い浮かべながら朝の仕度に手を移す毎年つい思い出してしまう私の“秋一番”の吹く朝