2003年2003年のエンター詩■ ヒトはいつだって欲張り 他人のモノ欲しがって、自分を蔑んでは嘆く 山のように積まれたジブン 宝には目もくれやしないんだ 気がつかないだけ 気付こうとしないだけ 認めてあげるのが怖いだけ ジブンと向き合うのが怖いだけ 弱いところを見つけると 直ぐに逃げ出したくなる 嫌いになるのは凄くカンタン でも 好きになることは勇気を伴うもの ■ ねぇ。 耳を澄ましてみて。 貴方には 風たちの囁きが 聞こえる? 貴方に寄り添うように いつも離れずに共にいる風たちの声。 私たちの仕事は 心地よい風を流すこと。 貴方の心には いつも風が吹いているかしら? ここは風の棲む町。 風天使たちの集う場所。 ほら、扉を開いてみて! 心地よい風が 貴方の髪を 貴方の心を 掠めてゆくわ。 ■ あなたの前のちいさなお花。 あなたの傍にちいさなお花。 そよ風に揺らされて気持ち良さそうに揺れ 強い風はしなやかに笑顔でかわし、悪天候にも耐える そっと寄り添う、その清楚で慎ましい姿がいい 気が付けば傍にいる、そんな存在がいい ここは「風の棲む町」。 貴方の心の中に、今日も温かな風が吹くようにとの想いを込めて。 風天使は、今日も風を流します 今日も風を流します ■ 大空に目を向けて 風の声を聞き 大空に手を伸ばし 風を捕まえようとする 近くにあると見えなくて 遠くのものを欲しがって 山のように握り締めても まだ足りないと手を伸ばす 形ないものに命を感じて 形ないものの姿を見て 木々が揺れるとき そこに 風は生きている ここは 風天使の生きる森 風天使の棲む処 優しい風に囲まれる 町の中へと続く道 ■ 「一番星みつけた。」 空で輝く大きなお星さま。 街の明かりはとても明るくて。 街のざわめきはとても大きくて。 本当は違う一番星に向かって必死に手を伸ばす子供たち。 眩しい光に遮られて、輝きを無くした小さな一番星。 ここは、「風の棲む町」。 誰かが誰かに風を運び、誰かが誰かに笑顔を運ぶ。 温かで、優しくて、どこか懐かしい。 オトナがコドモに孵る場所。 星が星に戻る場所。 小さな木陰をつくる木と、枝に佇む小さな天使。 ここは、「風の棲む町」。 |