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テーマ:読んだ本や映画のこと(17)
カテゴリ:読後・鑑賞メモ
作者の「超高速!参勤交代」は映像で観たが、こちらも映像化されているようだが、先ずは原作を一気読み。映像か舞台シナリオの小ネタ満載で、巧い&味がある役者が演じれば面白く仕上がるだろうと感じた。後日、プライムビデオで映像を観る機会があった。吉良をムロツヨシ、大石を瑛太が演じて、なかなか良い仕上がり具合だった。 松の廊下の刃傷沙汰、内匠頭は即日切腹。ところが助かったはずの吉良が、翌日に脳挫傷で死亡、たまたま吉良邸に無心にきていた末弟(破戒僧、上野介と瓜二つ)が身代わりに。はてさて、京の島原遊郭で、身代わり吉良と名を隠して放蕩三昧の大石蔵之介、亡き主君の仇で討たれる者と討つ側の筆頭が出会う。上に立つ者が短気で強欲・吝嗇では、結局は下の者が辛い目に合わされると、ある意味では被害者二人が意気投合して貝合わせ。今でも世襲経営者に苦労している会社員も多いだろう。人気の半沢直樹シリーズをはじめ池井戸作品が会社員受けする時代。
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Last updated
2025.06.21 14:22:11
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