2014/04/27(日)02:53
どうして地理を「楽しい」と感じたのか。
誤って部活を早めに切り上げて来ちゃった子。
実際、時間を間違っていたってのもあるんだけど、
地理の授業が「楽しすぎる」のが原因だとか。
決して僕は授業内で「面白いこと」ばかりを言っているわけではない。
一応、地理の「授業」なわけで、
必要な知識の理解にしっかり努めている(つもりだがw)。
授業はわけあって、「気候」→「地形」と進んでいる。
僕の授業で大事にしていることは2つ。
ひとつは、「丸暗記」にしないように知識を伝えていくということ。
ヒマラヤ山脈になぜ火山はないのか。
とか
海溝の位置をどうして素早く判断できるのか。
とか
偏西風や貿易風の風向きはなぜその向きなのか。
とか
なぜそこに沙漠があるのか。
などだ。
機械的にすべてを丸暗記にすることは可能だ。
でも、
それじゃ、すぐに忘れる。
論理的につなげて覚えていくから、
忘れても思い出せるし、
結果として、思い出せるものも増える。
そして、これらはもうひとつの内容へとつながる。
もうひとつは、どのように問題に出たのかということ。
海溝に関しては、問題でどのような聞かれかたをするのか。
扇状地はどのように問題にでたことがあるのか。
新期造山帯の位置を覚えることが、今後どのような問題とリンクするのか。
などなど。
その数をあげたらキリがない。
でも、僕の中ではこれらのふたつがとても重要。
単なる知識も、
単純な暗記でしかなくなったら辛い。
意味を感じなければ続けるのは辛い。
「なるほど」と思わなければ、それ以上に調べるのも辛い。
だから、その「辛さ」をなるべく減らしてあげたい。
そのためのスパイスとして「面白さ」は重要だけどw
勉強を「楽しい」と感じること。
世界中の先生方の使命ではなかろうか。