カテゴリ:中学生の勉強について
授業に対する姿勢として、 1回で覚えようとしろ、 といわれることがある。 もちろん、出来る限り少ない回数で覚えようとするのは大事なこと。 その場で言われたことをしっかりと理解しろ、という意味にも聞こえる。 ところが、 実は、そこには落とし穴がある。 その1回で確かに覚えることができて、 その日のうちに復習までして、 問題が解けることを確認すると、 それ以上繰り返さなくなってしまう。 さらに、 「出来た」という感覚を一度覚えた上で出来なくなってしまうから、 出来なくなったときにからくりがわかっていないと、 それはもうショックだ。 なぜだ!なぜ出来ない!!! となる。(そんなことはないかな??) じゃあ、 最初から1回で覚える意識を持っていることは、 意味のないことか。 これも違う。 最初から覚える気持ちがなければ、 そもそもの「大事」と言われた部分すら意識しないし、 ひどいと、授業をぼーっと受ける人さえ出てくる。 出来る限り1回で覚えてやろう!という気持ちで授業を受けることで、 普段よりも集中力を増して授業に望むことが出来る。 そして、 その上で、繰り返しを念頭においておけばいい。 1回で覚えることもできるが、 忘れることにもなる、とわかっていれば、 1回で終わりにするという愚行を行わずに済む。 つまり、 大事なことは、1回で覚えようとする意識と、 計算された繰り返し、ということ。 いわゆる、短期記憶と、長期記憶ってところ。 短期記憶となるプロセスと、 長期記憶となるプロセスは異なる。 これがわかっていないと、 いつまでたっても、総合問題タイプのテストでは点数がとれない。 受験で模試の点数が伸びない子の多くは、 このことがわかっていないことが多い。 あなたは大丈夫ですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 8, 2016 02:34:26 AM
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