数理進学予備校イーズ こばじいのブログ 〜つくば市竹園ときどきひたち野うしく〜

2017/12/12(火)00:57

読書量と国語の点数

子どもの教育について(102)

読解問題の出来ない生徒が、 読解問題をどうしたら解けるようになるかを考えた結果、 「普段から本を読む」と答えた。 あくまでこれは経験上の話だが、 読書量と読解問題の正答率は、 ある程度の相関関係があるものの、 実際は関係ないと考えている。 ひとつは、 本を読むのが好きで、 たくさん本を読んでいる子が、 必ずしも国語の点数が良いわけではないという点。 もうひとつは、 その逆に、 普段全然本を読まないのに、 しっかり国語の点数をとっている子がいるということ。 たくさん本を読んでいても、 そこで出て来る言葉をちゃんと理解しないまま、 ただただなんとなくストーリーを追いかけているだけの子は、 語彙力もあまり増えない。 読んでいる本の内容に偏りがあっても、 読解力には直結しない。 いろんなことを知っていないと、 どんな文章が出てもスムーズに理解できない。 また、 どれだけ言葉を知っていても、 読解問題においては、 正しく質問に答えることが大事。 聞かれていないことを解答に書いても、 聞かれたのに合わせた答え方でなくても、 「正解」にはならない。 それがわからない限りは、 いつまでも違った解答を書き続けてしまう。 読書量は、必要なことではあるけれど、 国語の点数をあげるには、それだけではいけない。 まだまだそれを理解するには時間がかかりそうだけど、 根気強く伝えていきたい。

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