カテゴリ:イーズ予備校 チュートリアル
大学生のとき、
論文を書くために、と読んだ本。 論文の書き方、というより、論理の描き方、という方が正しかった。 抽象と具体の行き来だったり、 論理的説明のために繰り返す「なぜ」についてだったり。 勉強に限った話ではなく、 趣味でも、 仕事でも、 「深み」を増すためには必要なこと。 実生活では、そういう深みは必要ないかも知れないけど、 ものごとの見え方が変わって、楽しくなると思うことも少なくない。 予備校の授業でも(大学受験でも)、「論理」は大切。 ところが、 「論理的に考えると、、、」 と言っても、通じないことがある。(全員ではない) 論理的に思考できないと、 国語はもちろん、 英語も、 数学も、 物理も、 とても苦労することになる。(生物も化学も地理ももちろん) そもそも、 「論理的に考えられない」子は、 ある物事の論理を説明しても、 それが「論理的であるのかどうか」がわからない。 とりあえず「〜だから」と言っておけば、 内容的に論理的かどうかは関係なく、「論理的だ!」と思う子が多い。 原因を探ってみると、 ・論理的に物事を捉えることにまったく慣れていない。 →常識と呼ばれるような知識が欠如していることも多い ・2つの物事を、つながっていることではなく別々のものとして捉えている。 →2つの物事の間にある事象の説明によって解決することも 例「雨が降ったから、地面が濡れている」 →「雨が降ったから、水滴が地面に落ちる、それによって地面は濡れている」 ・2つの物事をつなげて考えると、情報量が多すぎて処理しきれない。 →何度か言うと、だんだんと状況がイメージできて、「あぁ!」となることも。 このタイプは基本的に長い話が聞けない。 →口頭ではなく、文字による伝達はOKの場合も。 このあたりのパターンが多い。 授業では気をつけて伝えている(授業中のリアクションでわかる)ものの、 あとで「実はよくわかっていない」ということも少なくない。(リアクションが適当な子) 質問に来る子は心配しない。 質問に来れない子は心配。 こちらから声をかけていかないと。 いきなりいろんな物事について考えるのは無理だが、 こういうことをできる限り多くして、 まずは、どういう物事が「論理的」なのかを理解してもらいつつ、 論理的な物事を覚えてもらう。 そうして、段々と他の物事についても考えられるようになれば良い。 それくらいやらないと、自然にできるようにはならないから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 17, 2019 05:39:49 PM
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