上のクラスと下のクラスの解答の違い
なんにでも言えることだと思うが、「どの程度までできているのか」の感覚は人ぞれぞれ。完璧に真似が出来ている!と思っても、何をもって「完璧なのか」が違うと、実際はぜんぜんできていない、なんてこともある。こういうのは勉強の仕方にも現れる。ただやっているだけで、見ているところ、覚えるところ、意識するところが違う、またはない人、と細かいところまでちゃんと考え、さらに今後の実践まで視野に入れている人とでは、記憶の残り方すらも違う。単語テストには、一部例文の和訳も入れている。付属の例文だから、暗記しちゃえば正解はできる。今日の単語テスト、someが文中に入っているんだけど、模範解答(例文の和訳)には、someのニュアンスは訳出されていない。確かに対して大きく意味は変わらないんだけど、長文の上のクラスの多くは、訳の中にsomeのニュアンスが訳出されている。下のクラスの多くは、訳の中にsomeのニュアンスが訳出されていない。他にも、直訳したらまず出てこない単語訳がある。上のクラスの多くは、直訳。下のクラスの多くは、意訳した、、、、、いや、模範解答通り。考えられることは、上のクラスの子は、例文を暗記ではなく、初見と変わらない感覚で読んで和訳。下のクラスの子は、例文を丸暗記。なぜその訳になっているか考えていない可能性すらある。多少は訳と模範解答に違いが出ることもある。(言葉のチョイスなどで)ちょっとでも違うとバツをつけている子もいる。ニュアンスが違うと思った、ならまだしも、模範解答と違うので。。。。と意味内容を考えない子も多い。上のクラスと下のクラスの、どっちが良いのか、という話ではない。こういう違いがあるんだ、ということを認識していないと、教え方に影響が出る。復習の仕方も、実際にやって見せるくらいの伝え方をしていかないと、伝えている側の感覚とぜんぜん違うこともありうる。勉強は量だけじゃなくて、質もあげていかないと。どっちもあって早く成長できるのだから。