大学入試共通テストを見てみた。
Twitterやネットニュースを見ると、いろいろと受験生の声が聞こえる。やはり、国語と数学において、マーク式とは一味違う形式に戸惑うようだ。実際、塾で指導していて思うが、記述式のタイプを嫌う子は非常に多い。学校のテストが暗記タイプの子で、模試でボロボロになるような子は、本当に大変だろう。暗記に慣れすぎている子ほど、文章や問題そのものを覚えて、思考力はそこにかけらも入ってこない。同じかそうでないか、それがすべてだ。さらに、マークタイプに慣れている子のうち、自分はマークじゃないと駄目だ、と思っている子もきついだろう。記述模試は自分には無理だ、と思っている子は少なくない。数学だと、誘導(っぽいもの)に乗るようにして解き、マークすべきものとずれていれば、計算ミスに気づく、なんて人もいたろうが、それが通用しない。もともと二次で記述力を鍛えることが必要な人にとっては、めざすべきところが同じ、という点で良いかもしれない。あとは国語だね。理系には文章を書く力は必要ない!って言う子もいるけど、理系と文系は頭の造りの話ではなく、大学入試で必要な教科による分類であり、論理的な思考とその記述は理系でも必要。医学部受験で小論文が必要な子にとっては、やることはたいして何も変わらない。そういう意味では、浪人しても大きな不利益が生じるとは言い難い人も多い、といえる。英語の発音・アクセントがなくなったけど、リスニングにはどっちにしろ必要なことだから、日頃からのリスニングの重要度があがっただけ。時間見つけて他の教科もちゃんと分析してみないとね。