逆にこいつは伸びないな―と思ったのは。
2日前に、「こいつは伸びるな―」と思った子について書いた。昨日も、「もったいないなー」と思った子について書いた。もったいない、ってだけで、伸びる余地は十分にある。しかし、こいつは逆に伸びにくいな―と思う子もいる。それは、「ダメな我流を持つ子」である。自分の勉強方法が伸びないやり方に気づいていない。にも関わらず、そのやり方で貫き通そうとする子だ。このタイプはなかなか時間がかかる。(伸びないわけではない)いろいろとやり方を提示しても、なかなかそれ通りにやってくれない。もちろん、そうやってたくさんやり方を提示しているうちに、だんだんとわかってきて、少しずつやり方を変えてくれる。「気付き」が生まれるからだ。常に「なんとなく」勉強をしているから、目標を立て、そのための中間目標を立て、細分化した勉強内容に出来ない。さらに、「理解」はしても、「行動」になかなか変わらない。「あ、今のやり方ではダメなんだな」と気づくタイミングがあって、やっとその部分は変化する。変えなければならない部分が多いほど、その「気付き」をたくさん与えていかないといけない。場合によっては、そもそもの「目標」すらも持っていないから、「目標」を作ることから始まることも。特に、ずーーーーーーーーーーっと、嫌々勉強している子は、時間ばかりかかって、勉強の効率があがらないし、それを支える「やる気」もあがってこない。ま、それらを改善するために、僕らがいるんだけどね。単語テストや、復習の小テスト、さらには模試の結果などが、そういうものたちの改善に役立ってくれる。毎週のテストの結果をもとに、個人指導をしていて、だんだんと改善してはくるが、時間がかかる。時間は限られている。一日24時間という時間だけは、僕らはさすがに変えることはできない。だから、その時間の使い方を変えていくしかない。手遅れになる前に変えなければいけないが、急がばまわれ。時間がかかるなりの、最善のルートを検索しつつ、進めていかなければならない。イーズの高卒部では、小テストの結果、各授業での様子、普段の様子、それらすべてを把握している。それをもとにしないと、正しいフィードバックをしつつ、個人指導が行えないと考えているからだ。もう1ヶ月経った。しかし、されどまだ1ヶ月。入試から逆算しつつ、間に合わせるように勉強を進めていかなければ。個人に合わせた、最良の勉強計画を立てなくては。