やらない、とやれない、は違う
計画通りにやれないんです〜という場合、まず考えられるのは、計画が駄目、ということ。1日20時間やっても終わりそうにないような計画を立ててても、それをこなすことができるのはごく少数の人間だけだ。また、具体的に何をやるのか決めていないし、やり方も決めていなくて、どうやるかを考えながらやるため、余計に時間をつかい、終わらない、ということも考えられる。具体的にすることで解決するし、予備日(予備時間)を決めておけば十分だったりもする。ただ、問題なのは、そもそも10時間の勉強計画なのに、5時間しか勉強していない、という場合だ。この場合にも、「計画通りに進まなくて……」という言い方をする子がいる。「計画通りに進まなくて」と言われると、「計画を修正しないと」と聞こえるから良くない。確かに、なんらかの「仕方がないね」といえるような、そういう理由があって、10時間勉強の予定が5時間になってしまうことが毎日続く、というのであれば、計画を修正する必要があるが、そんな状況はなかなかないだろう。ということは、10時間しっかりやらざるを得ない環境に自分の身を投じていないのが原因だ。もちろん、意思の力で、自分の行動を律して、まわりにどれだけ誘惑があろうとも、「自分の決めたことだから」と貫くこともできる。個人的には、「いいからやれよ」なんだけどね。言われないとやらない、と思うなら、死ぬほど言われる環境に身をおきなよ。怒られないとやらない、と思うなら、一旦本気で怒られなよ。管理されないとやらない、と思うなら、管理されなよ。そこまでやってみたら、本質が見えてくる。こうだったら、やる、なんて、次元が低すぎてお話にならない。受験やめたらいいよ。もたないから。こうなりたいから、自らやる。これが正解でしょ。イーズはチュートリアルで最初は管理するけれど、それはあくまで最初の一歩。目的はやり方を覚えて、自ら走り出していけること。それができる子は、成績の上がり方が全く違うんだよね。