今年最後の仕事日です。
今日は今年最後の冬期講習の日となります。朝から中3生の自習がスタートしており、それが夜の10時まで続きます。さらに高校生がブースで自習を始めています。年末ですが受験生にとっては休んでいる時間はない時期です。明日からは、休講期間ですが、自習をする生徒もいます。さて、「心の成長」なくして「勉強」はあり得ないということについて強く考えさせられた1年でした。特に受験生にとっては、何よりも勉強が日常生活になります。さらに、得点を上げることが、ある意味、使命となっている生徒もいます。また、どうしても周りの人からの期待を強く受けて、勉強をする者もいるのです。人は大きな目標に向かい、それを成そうと努力して、大きな壁ををこえていくときに成長していきます。しかし、そうできないで、心がつぶれてしまって、敗北感だけを残していく生徒がいます。うちの生徒の中にも過去にそういう生徒がいました。しかし、一人でもそうならないで最後まで受験と向き合い、そこで逞しく成長して欲しいと考えています。受験生は、1日に勉強を10時間くらいはやって当たり前です。しかし、ただ、「やれ」と言われてやるのでなく、しっかりと未来の自分をイメージしてできることがとても大切です。かつて、東大に合格したH君は、休憩の時に、私と東大に入った後もどうするかを話していました。単に高学歴だけを目的に勉強するのでなく、どういう未来かをある程度は考えていました。今年を振り返ったとき、そういうことを考えている生徒は、あまり疲れることもなく、勉強をしています。しかし、上からの圧力や虚栄心だけで勉強している子もいました。そういう生徒は、早々退塾していきました。受験生は当然、ハードな受験勉強をしないといけません。しかし、そういう根本的な理由や意味をあまりにも知らなすぎる子供が多いです。もし、小さい時からそういうことが教えられてきたなら、おそらく、歯を食いしばって頑張ることができるだろう、と思うのです。さて、今日は朝から10人くらいの生徒がいます。全員、全くしゃべらないで、静かに勉強しています。こういう真剣に勉強する空気は本当に気持ちがいいものです。明日は、久しぶりに自分のことをさせてもらいます。受験相談を受け付けています。