ラベンダーの風に吹かれて

2006/07/16(日)05:47

パラレルワールド とまたもや ジダン・ネタ

フランス生活 La vie en France(69)

今日は7月14日。そう革命記念日です。 フランスでは『キャトルズ・ジュイエ』とそのままの言い方をします。 1789年のこの日、怒りの民衆がバスチーユを襲撃し革命の火蓋を切った日ですね。 ああ、私も『べるばら』の漫画を読んでみたい!! 昨夜はうちの近所でもあちこちで花火が打ち上げられました。 寝室の窓から7箇所くらいの花火が見れて美しかったです。 この辺は高い建物が少ないので遠くのも見れるのですよ~ 今夜はリヨン市街で大規模な花火があるはず。 フルビエールの丘とか。見に行きたいけど~            さて先日ある夢を見ました。 夢の中では私は離婚をせずに一度目の結婚を続けたまま今に至っているんです。 前夫の姿は具体的には出演(笑)していませんでしたが・・・ 彼も年を経ると共に落ち着き、やんちゃで奔放だった過去が嘘のように まっとうな中年になっているようです。 (ま、実際もそれに近いですよ・笑) 仕事もそこそこに成功し、子供たちも大きくなり、ある程度に余裕のある暮らしぶり。 私は人生をふり返ってつくづくこう思ってました 『ああ~!あの時本当にいっぱいつらいことがあって大変だったけど・・・ 我慢して、辛抱してよかったな。よほど離婚しようと何度も思ったけど・・・ 今はこうやって乗り越えて来れて。 私はきっと幸せなのだろう・・・』 目が覚めて、あら~変な夢!おかしな夢! ・・・でもものすごくリアルだったな!見るもの手にするものがイヤに現実味があったし。 けれどもなんとなくいい夢・・・って思いました。 その日に娘に電話する用事があったのでついでにその話をしたら 『ハハハ!パラレルワールドだね~!でも離婚してもしなくてもどっちの世界でも幸せでよかったやん~~』 って言いました。 まぁ、そういえばそうだ。 今も幸せな方だし(いろいろ贅沢を言えば不満もあるし、悩みももちろんあるんですけどね・・・) 結局死ぬ間際にならないと実際の判定は出来ないわけですし。 そのときに『ああ~、私の人生はそこそこ幸せだったな』とふり返りたいものですが。 ところで グフィネス・パルトロウの映画 『スライディング・ドアー』 は好きな映画のひとつです。 そのなかで、ヒロインが地下鉄に乗れるのと乗り遅れるのとで二つの世界が生まれ それぞれに恋物語が誕生するのです(一口に言えば) もし人生の岐路で二つの選択肢があって、そのときにいちいち世界が発生するとしたら 人間の数も多いし、岐路も複数あるのだから、この宇宙にはものすごい膨大な数の パラレルワールドが存在してしまうわ~~ ましてや、電車に間に合って乗れるのと乗れないのくらいで発生したら えらいこっちゃな~とたわいもないことを考えたりしました。 さて、今回のジダンの問題。 これは昨日の新聞です。そして、なんと!ジダン特集の小冊子もただで配られてました。 この小冊子、なかなか豪華。今までの経歴や活躍を何ページにも渡ってカラーで紹介。 髪の毛がふさふさしているのを見てびっくりしたにわかファンの私です(笑) アメリーに出てくる八百屋のお兄ちゃんも仲良しさん それにしても彼の会見はとてもいいものでしたね。 物静かな語り口。朴訥な中にも真剣さと揺るぎない信念を感じたのは私だけではないでしょう。 まだまだ、調査とかが続くようで、どうなるのかは知りませんが 本人もその言葉は口にするのもはばかれるようで、個人的にはもうそっとしといてあげてと感じるのですが。 彼は大変親孝行みたいで最初は驚きもし感心もしました。 でも移民として苦労して育った環境や宗教的な教えがそれを培ったのでしょう。 きっと彼らの世界では普通のことなんでしょうね。 親を平気で殺す事件が頻発するこんにちの日本の若者の風潮を考えると うらやましいような気がします。 そういえば韓国も家族を一番に大切にしますね。 特にお母さんを愛することを口にするのを憚れることはないようで。 韓国ドラマをみて最初は違和感がありましたが、母の立場としてはなんとも嬉しいことです 大好きな韓国俳優 イ・ビョンホン もインタビューで『世界で一番愛してるのはお母さん!』 と堂々と言ってました(汗) あんな息子なら産んどきたい(おかげで優雅な暮らしできるんやろうな・・・) でも~、恋人やお嫁さんの立場としてはどうなんだろうって気もしますが。 日本でも最近はリリー・フランキー著の 『東京タワー』 が大ベストセラーになるなど 少しは変わって来てるのでしょうか。 今までは母を愛する、イコール即、マザコンって蔑まれてましたものね。 でも、ジダン母さんの怒りの大胆発言 『マテラッティの○○を切ってやりたい!』 って・・・ ほんまにおっしゃったんでしょうか? お母さん、落ち着いて落ち着いて~! さて、閑話休題。 あの時、ジダンがぐぐぐぐぅ~っとこらえて頭突きしなかったら・・・また違った展開。 もう一つのパラレルワールドが誕生してたのでしょうね。 どんなストーリーだったのでしょうか。 少なくとも私はここまでジダンを好きにはならなかったんだろうな~。 今はせっせともらった新聞や、冊子を翻訳中。たしかに勉強になりますね~ 普通の宿題を訳す時よりさすがに熱心です。

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