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Kazuくんの成長期・キャラ弁

Kazuくんの成長期・キャラ弁

Kazuくん誕生まで。。。


2003年7月

私達夫婦は、2002年11月に籍を入れました。
今まで勤めて来た会社を辞めるまでは、子供を作らないと決めていましたが、
辞めて直ぐに「就職も決まらないし、育児に励みたいなぁ～」という
ｵｰﾄﾞﾘｰの意見に賛成してくれた旦那は、子作りに励む事にしました。
でも何度チャレンジしても恵まれる事がありませんでした。
更に、ｵｰﾄﾞﾘｰは元々生理不順だったのですが、ちょっとでも生理が来ないと
期待して検査薬で調べても反応が無いと言う事が何度も続きました。
親戚や友達に「子供はまだか？」「子供は作らないの？」
姑には、赤ちゃんが出ているＣＭや番組を見る度、「早く赤ちゃんが見たいﾅｧ」「私は赤ちゃんを作ろうと思わなくても、直ぐに出来たけどねぇ～」
などと言われる度、家に帰って何度も泣き旦那に愚痴をこぼしていました。

でも、ある時、頑張ってもなかなか出来ないので夫婦で話し合い、
「お金ももっと貯めてからでもイイんじゃない？今すぐに産んでも、
生活が大変になるだけだし、十分余裕を持って赤ちゃんを迎えてあげよう！」
「もし、それでも出来なくてもイイじゃん。２人の時間を大切に過ごせば！」
と旦那が言ってくれた事で、ｵｰﾄﾞﾘｰは、赤ちゃんの事で悩まなくなりました。

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2003年8月・・・


会社の健康診断

結婚の為、2004年5月で長年居た会社を辞めてから、新しい会社に入社して1ヶ月、健康診断があった。その時は、生理が2ヶ月も来なく、もともと生理不順だった私は、いつもの様に「いつかは生理になるだろう」と疑いもせず、健康診断でレントゲンを撮ったりしていた。尿検査でも反応が無く、無事健康診断が終了した。
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2003年８月


初めての妊娠

会社から帰って来て、旦那に、生理前の傾向があるのに生理が来ない事を伝え、予備に買い置きしていた妊娠検査薬で調べてみた所、陽性の反応が出た。初めは、「どうせまた検査薬で調べても、妊娠していないんだよ」と話をしていましたが、陽性の反応が出た瞬間、旦那と顔を見合わせて喜びました。私は、煙草を吸っていましたので、妊娠が分かった当日から、残っていた煙草を旦那に預け、禁煙をしました。
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2003年8月

病院へ

さっそく地元の産婦人科のある病院へ会社の合間に行く事にしました。病院で診察をしたところ、まだ、赤ちゃんの袋が出来たばかりの状態で、はっきり確認は出来ないからと、更に2週間後に来なさいと言われました。その帰り、妊娠の本を買い仕事が終わり、夕食を作った後、旦那の帰りを、買ってきたばかりの妊娠の本を読んで待っていました。その本の中に、流産、子宮外妊娠、その他の思わしくない情報がたくさん載っていて、読んでいるうちに、このお腹の中の赤ちゃんもこうなったら・・・と考えたら、涙が止まりませんでした。そうしているうちに、旦那が帰って来て、泣いている理由を話したら、「もう、この本は読んではダメ。読むうちに悪い方へ考えてしまうから・・・」との事で、その本を封印する事にしました。

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2003年9月

会社の上司に報告

妊娠が判明し、その当時、外交員をしていた私は、直属の信頼をしている上司に妊娠の事を伝えた。上司は、一緒に喜んでくれた半面、入社したばかりの私の立場を考え、戸惑っていた。上司に私は、出来れば臨月近くまで働きたい事、でも、やっぱり初めての子供だからすごく不安がある事など話をした。その時の所長や上司は、赤ちゃんの事を第一に考えて、無理しない程度に仕事をしなさいとの事でした。仕事は、外回りが主だったので、車で休みながらの仕事でした。
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2003年12月29日

突然の出血



お腹の赤ちゃんも順調に見えていた。

旦那は当時営業をしていた為、27日から休みに入っていたので、
本日も朝から家に居た。
朝、今年最後の仕事納めだと思いながら出勤し、
夕方まで、お腹が多少張りながら、休み休み仕事をしていた。
ｐｍ16：00過ぎになり、外回りをしていた場所が、
自宅から近いという事もあり、自宅でトイレに入った。
その時、おりものと一緒に出血を見つけた・・・
怖くなり、旦那に報告すると、「会社に連絡してみなさい。」との事。
直ぐに上司に連絡すると、「旦那様に病院に連れて行ってもらいなさい。
会社には、戻って来なくていいから」と言われたので、直ぐに病院に行った。
時間外で診察をすると、先生が「直ぐに入院の手続きをして下さい。
切迫早産の可能性があります。」
その言葉を聞いた途端、体が震えてきて、旦那に寄りかかっていた。
旦那が、「入院は、どの位必要ですか」の質問に、「様子を見ながらですが、
予定では、１週間くらいでしょう」との事。
1週間と言われなんとなく安心していた。
その後、病室に移動する時に、車椅子に座らされて移動した。
病室で、旦那と二人になり、「正月は病院での生活になるけど、
お腹の赤ちゃんの為だから頑張るんだよ」と言われ、
泣きそうになっている私を励ましてくれた。
そのおかげで少し落ち着きを取り戻した。
しばらくすると、旦那が、私の実家と旦那の実家に連絡してくれたらしく、
両家の両親４人集まって、みんなビックリしていた。


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2003年12月31日


病院での大晦日

今日は、朝から憂鬱になっていた。
世の中のみんなは、今日は大晦日。
日中から、大晦日の夕食のと正月の買出しに行っている。
私と同じようにお腹に赤ちゃんがいる人も、普通に大晦日を過ごすんだ。
私は、人一倍イベントが大好きな人なので、大晦日や正月・バレンタイン・
誕生日・クリスマスなどには力を入れる方だ。
そんな私だから、イベントの大晦日・正月に何が楽しくて病院にいるの？
と考えたら、涙が止まりませんでした・・・
旦那が、赤ちゃんの為に頑張らなきゃと言っても、普通の妊婦さんは、
こんな事にはならないんじゃないの？と反発をして困らせていた。
面会時間の終了が近づき、また、一人の大晦日の夜が来るんだと思うと、
一段と憂鬱になってきていた。
旦那様が病院を出た後、病院の夕飯を食べながら、大晦日の番組を見ていた。
自分を励ますつもりで、お腹の赤ちゃんに話し掛けながら、その日を過ごした。


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