【子宮をとるか辛いホルモン治療をするか・・】
「もう子供はいらないでしょう?お二人もいるんだから・・」
の主治医の言葉に呆然とした。
「子宮を取っちゃいましょう」
と言う言葉に、
「あなたは末期癌です」
と言われてような感覚を味わった。
私は、33歳のときに子宮癌検診で
幸か不幸か
子宮内膜症と子宮筋腫と卵巣嚢腫の三大婦人病が
一度に見つかり、その時の主治医の言葉だった。
なぜ、子宮を取らないといけないの?
癌じゃないんでしょ?
子宮内膜症って不妊症の原因って言うのは知っていたけど
それで子宮を取るって何?
筋腫ってそれだけ取ればいいんじゃないの?
卵巣嚢腫って卵巣ごととるんじゃないの?
だったら、子宮も卵巣もなくなるの?
え?
子供が二人いたら、子宮も卵巣もいらないの?
全摘って何?
どうして?
心の中では色々な言葉が飛び交っていたけど
主治医には一言も返せなかった。
治療は手術で子宮と卵巣を全摘するか
ホルモン療法で生理を止めて、排卵のたびに出る
「エストロゲン」というホルモンをなくす方法があると説明があった。
だけど、ホルモン療法は、完全に根治するのは個人差があり
卵巣嚢腫には殆ど効かないらしい。
そして辛い副作用もあるという。
そんな辛い治療をしても、効果のない人もいるという。
そうなると辛い治療後に、もっと辛い手術を受けなければならなくなる。
「エストロゲン」というホルモンが子宮内膜の異常と筋腫を大きく育てる原因らしい。まだ今の医学では、根本理由はわかっていないが
ストレスも大きな要因だという。
内膜症をそのままにしておくと、生理痛が激しいばかりか、
子宮内ばかりでなく、子宮の外やその他の臓器にまで内膜が広がるらしい。
そうすると内臓どうしで癒着が起こり、激しい痛みと大量出血が起こり
生死に関わる事もあるという。
筋腫も同じ事で、直径10cm以上になると、生理のたびに大量出血し
貧血やひどい時は死の危険もあるという。
癌に変化する事は殆どないらしいが、それでも0%ではない。
私はこの医師の
「子供が二人いるんだから、子宮を取りましょう」
という言葉に、大きなショックを受けた。
生まれて初めて、自分の子宮がどれほど大事なものなのかという事を
心から認識した。
手術が怖いという事もあるけど、それより何より
もう2度と赤ちゃんを産めない・・・その事実が怖かった。
当時、長女は8歳、次女は5歳で
もう子供を欲しいと考えてもいなかったし、
仕事も始めていたので、妊娠などしても困るだけだった。
・・・にも関わらず、赤ちゃんを産めない身体になることが
どうしても嫌だった。
女じゃなくなる・・・
一言でいえばそういう事を感じていた。
世の中には、欲しくても欲しくても
子供に恵まれない女性はたくさんいるし、
子宮があるかないかで、「女」としての価値が決まるものでもないとは
頭ではわかっていた。
毎月の生理を面倒だと思った事もあるし、早く生理があがればいいのにとも
思った事もあった。
でも、いざ、子宮を失うかもしれないと思うと
そんなことどうでもよくなって、
私はパニックになって、うろたえて、たじろいで
心臓がばくばくと音を立てていた。
次の診察日までに治療法の選択をしなければいけなかった。
悩む事はなかった。
<次のページ>【治療開始・・・仕事は続けられるのか・・】
<前のページ>
子宮内膜症闘病記トップページに戻るサイトトップページに戻る
楽天ブログランキング
| |
体の大敵・活性酸素を撃退する「フラボノイド」を40種類以上も含み、ビタミンEの170倍、ビタミンCの340倍という驚異の抗酸化力で、活性酸素によるダメージから私たちの体を守ります。
がんや生活習慣病の予防・改善はもちろん、現在、根治療法がないといわれている生理痛や子宮内膜症などの婦人病にもその効果が期待されています。
| |
本品は、紫外線により発生した活性酸素を除去する働きを有するピクノジェノールと、ヒハツエキス、大豆イソフラボンを配合した、女性特有の悩み全般を解消してくれる健康食品です。
| | 子宮内膜症のしくみから、セルフケアまで、すべてがわかる1冊。とくに、腹腔鏡手術について詳しく解説。 |
|