トリビア4

トリビア4

*明治元年、奈良興福寺の五重塔(現国宝)が25円で売れる。
買い手の目的は塔に使われている金具で、塔を焼き払ってから金具を回収する予定だったが、
寸前で中止。当時は廃仏毀釈の風潮が高く、仏教の受難時代。

*桂小五郎が、乞食に扮して三条橋の下に行くと、そこにいた乞食が「おい、新入りさん。お前さんの褌は乞食にしてはちと白すぎる」と注意。桂はすぐ新たな隠れ場所を求めて山陰道へ

*「あらたふと青葉若葉の日の光」は松尾芭蕉が日光参詣の折に詠んだ句。
 しかし、芭蕉に同行した門人曾良の日記には、その日の天気は雨と明記されている。

*水戸光圀は、なかなか中納言になれなかった。幕府と交渉の末、隠居するなら中納言にしてやると言われ、その条件を呑んた。

*小田原の陣の時、石田三成は主君豊臣秀吉の高松城攻めを真似て、北条氏の忍城を水攻めにした。しかし、忍城は高地にあるため効果なし。その上、途中の大雨で堤が決壊し、三成側に大量の溺死者が出た。

*「奇麗で、早うて、 ガラアキで…」は小林一三が書いた阪急鉄道の宣伝文。ガラアキの評判でたちまち満員に。

*生類憐みの令の綱吉は5代将軍。三代後の吉宗は逆に、犬を矢で射る犬追物をさかんに奨励した。

*1987年、イギリスのロンドン市営の浮浪者収容施設にて、新入りの浮浪者ネッド・ロジャースを風呂に入れさせようと、服を脱がし、靴下を脱がしたとたん、その臭気で部屋にいた人たちが気絶、其のうち3名が死亡。生き残った人の証言「あれは毒ガス同然だった」(やや眉唾)

*江川卓は、ロシア文学者として有名。プロ野球の江川卓と間違えて頻繁に掛かる電話でひどい迷惑をかけられたとか。ちなみに読み方は、スグルではなくタク。

*1976年1月、フィリピンのマニラ空港発の日航機がハイジャック。朝日新聞が載せた「コックピットの窓から見える犯人」の写真は、日航機の機長。本物の犯人はコックピットには入っていない。

*1978年9月26日、作詞家桜井順氏は、覚せい剤事件の犯人として、新聞に名前が載った。完全な誤報。本当の犯人桜井峰夫はプロタクション社長。「音楽関係の桜井」という警察側の情報を、記者がテレビ局で調べると桜井順氏の名前が出てきたため。

*ジミー大西は、明石屋さんまの通報で逮捕されそうになったことがある。ジミーがさんまの付き人時代、ストーカーっぽい女性ファンに困り果てたさんまが警察に通報。やってきた警官はジミーをそのストーカーと思い込んで連行…。

*東郷平八郎が捨てようと思った古ふんどしがお宝に変身・1918年、東郷平八郎が旅館三島館に滞在中、風呂番の青年に、使いふるしのふんどしを捨てるよう頼んだところ、すてるぐらいなら私に下さいと。
 青年は洗濯して立派な箱に入れた。この話を聞いた海軍少将小笠原子爵が狂歌でふたの表に箱書き。理学博士の山崎直方がふたの裏に一句、さらに外箱をあつらえてフタ表に箱書き。理学博士服部広太郎が、そのフタの裏にそれまでのいきさつを書き入れる。次は杉浦重剛という人が、外箱の外箱をあつらえて,漢詩で箱書き。ラストは、東郷平八郎本人がこの酔狂なハプニングに参加。三尺の布に「洗心」と達筆を振るった。(2004.3.10)



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