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♪かずおんの部屋♪

♪かずおんの部屋♪

セピア色の想い出

人はいま・・・


人はいま
何かのために
一生懸命している


次の世代の人に
いいものを残そうと
頑張っている


でも 時々
人々は手を休め
過去をふり返る しかし
人々よ
本当にいいものを残すならば
一秒でも昔をふり返らず
今を懸命に生き抜くのだ


そして 人はいま
一生懸命
何かのために 何かを求めて
生きていく





2つのりんご

2つのりんごが並んでいる
肩を寄せ合いながら
恥ずかしそうにうつむいて
りんごとりんごの間隔があいて・・・


まるで
人間の恋人同士みたいだね





時計

時計は休む間もなく
「チク、タク、チク、タク・・・」と
時を刻んでいる


人間の動作や出来事も一緒に
心の中へ刻んでいく


今日一日をふり返って
いいこと ありましたか?







人は何のために生きてるんだろう
世の中のため?
いい成績をとって
いい学校 いい会社へと
社会の中でつくすため?


人は何のために生きてるんだろう
自分のため?
どんなにつらいことがあっても
それに耐えられるように
人の気持ちがわかるように?


一体 何のために生きてるんだろう





心の成長
 
心の成長ってどんなもの?
人はよく
「身も心も成長したわね」
っていうけど
心の成長ってどんなもの?


恋すること?
がまんすること?
人の苦しみをわかってあげられること?


もし あなたがこう聞かれたら
どう答える?


私だったら
「全部」って答えるなぁ
だって
心の成長に
「成長過程」なんて
ないもの・・・





雨と空

雨ってだぁーいすき
人にとってはうっとうしいものかもしれないけれど
私にとっては一番の相談相手


空もだぁーいすき
広くてどこまでも続く空
私の悩みも 空のずーっとずっと遠くに
消えてしまえばいいのに


雨も空も心が休まる
ため息がでるくらいに・・・


それは多分
雨も空も
心が大きくて広いからだろうか?


それとも
雨も空も
私と似ている点があるからだろうか?
一人ぼっちという
さびしいところが・・・


だけど
雨と空はすき
私の悩みを
わかってくれる気がするから・・・





時間

ついこの間入学して
昨日進級したような気がするのに
もうすぐ卒業してしまう


学校の池の周りの桜の木が
やっとこの間 つぼみをつけて花を咲かせ
青葉が茂って 枯葉が舞った気がするのに
また今年 つぼみをつけて花を咲かせようとしている


辺りの景色も 風の吹き方も
だんだんと春らしくなってきているその中で
今年もまた
去年と一昨年と同じように何も変わらず
幸せな日々を送るだろう


たとえ時間が過ぎていこうとも
何もかもが一つも変わらず
そして幸せに・・・





玉手箱

ドキドキドキ・・・
中身は一体
何だろう


隠しきれない緊張を
顔や動作に
表しながら
箱を開けるときが来るのを
待っている


「開けてもいいよ!」
同時に箱に飛びかかる


ドキドキドキ・・・
中身は一体
何だろう
そう思いながら
箱を開けて―


「ワッ!」と驚く
玉手箱





私の想い

私がどんなにあなたを想っていても
あなたは私の気持ちを全く知らない


それが私にとっては
すごく悲しいことなの


だけど
知られていても
私の気持ちの行き場がないの


ねぇ 私の気持ちは
どこに行けばいいの?



line

ここまでは、中学生の頃に書いたもの、でした。
これより先は、高校生のかずおんが書いたもの、です。恋愛、一色? 
叶わぬ恋、でした。叶ったら困る恋でもあったけれど。淡い恋心、です。(苦笑) 

line



マーガレット

外は雨
くもっている空が
とてもよく似合う


部屋から外を眺めていると
ふと目にとまったマーガレット
恋占い 真実の愛


昨日までを共に楽しく過ごした君たちは
今 どうしているだろう
もっとはしゃげばよかった
もう会えないかもしれなかったから


マーガレットに話しかける


涙さえ出なかったけれど
雨がかわりに泣いてくれた


笑顔で別れられたことに感謝して
また再び逢えることを ずっと
祈っていたい





定刻通り

「もうすぐ、あなたの通る時間だ」
そう思うと
すごく緊張する


心も身体も
ソワソワして
目は早くから
外を眺めている


「あ、やっと通った」
「今日は信号待ちだ。こっちを向いている。
 気付いてくれているかな・・・?」


日によって多少のずれがあるけれど
見届けたときは
嬉しさ いっぱい
かみしめている


「あっ! 今日もまた
 定刻通りだねっ!!」





すれちがい

なんだか
私たちの心って
すれちがっているみたい


私があなたを追いかけようとすると
あなたは私に背を向けて
黙々と歩いてるし
話しかけても
あんまりのってくれない


私があせればあせるほど
あなたは遠くなっていくの


だから 距離が近くになると
どうしていいかわからず そして
息苦しくなる


やっぱり それって
すれちがっている証拠なのかな・・・?





記念日

明日は私が生まれかわる日
今年で2回目の記念日


果たして生まれかわれるかどうか
疑いの部分もあるが
気分的には生まれかわれるだろう


昨日までの自分を捨て
明日からの新しい自分に
自信と希望を持とう


何事も恐れをもってはいけない


明日はそのための記念日なのだから―







照り輝く太陽の季節も終わり
落ち葉の季節がやって来た


暑さをかもし出すような
セミの声も静まり
ふと 見上げると
青い空がいっぱいに広がっていた


秋らしい冷たい風にふかれながら
落ち葉の舞う中で ずっと
きみを見つめていよう


そっと しのびよる
秋の訪れのように
いつまでも―





世界で一番きみがすきっ!

あれはたしか 今年の春
桜の木の下に 一人ぽつんと立っているきみを
僕は遠くから 見つけた


きみは 新しい環境への不安を隠しきれずに
また 寂しすぎる目で下を向いていたね
だけど そんなきみの素顔が
僕の心をくぎづけにしたのさ


それから はや半年
きみは あのときとちっとも変わらず
素顔のままで 毎日を過ごしてきたね
そして 今も―


そんなきみだからこそ
僕は叶うはずのない想いを胸に抱き
これからも抱きつづけるんだ


言葉にできない想いを せめて
目で伝えることができるといいな
と思いながら・・・


―僕は世界で一番きみが好きだからっ!―






素敵

気がつくと
僕はいつも
君のことを目で追いかけていた
百面相のように
ころころと表情(かお)を変える君を―


今 笑ったかと思うと
次は泣きそうな表情 そして
今度は真剣な表情をしている


そんな君という映画の
一コマ一コマが
僕は好きだよ


君の愉快さが
真面目さが
優しさが
とっても―
とっても素敵だよ


僕は
輝いているそんな君が
好きなんだ





彼岸花

秋の肌寒い早朝
僕は散歩をしていた


まだ人々は寝ているのだろうか
辺りはとても静まり返り
空の暗さが その様子を
かもしだしているかのようだ


僕は神社の裏の雑木林の前にさしかかった


何気なく眺めながら
通りすぎようとしていると
生い茂った雑草の中に
一輪の彼岸花を見つけた


草木で隠れつつも
ひそかに赤々としたその美しさを放つのは
どことなく君に似ている


そう―
君は彼岸花
僕にとっての大切な花だよ





風の匂い

ある人が言っていた
「風は話すよ」と


今 その意味がわかったような気がする


僕の想像上の匂いだろうけど
鼻の奥で
とっても懐かしい匂いがしている


四月のさわやかな匂い
明るさいっぱいの匂い
素直になれなかった匂い
そして
自分の想いに気付いてしまった匂い―


風は気付かせてくれた
今まで忘れていた
大切なことに―


そんな風の匂いを味わいながら
僕は昔を
思いおこしていた


―「風は話すよ」―






月夜のセレナーデ

今日は満月
君はもうすぐ月世界へと
帰っていく


一ヶ月前の夜
突然 目の前に現れた君に
僕は驚いた そして
そんな僕に君は微笑んで
「こんにちは」っていったね


それが僕と君との出逢いだった
それからの日々が
僕は楽しくて仕方がなかった
さわやかな風のふく丘の上で
鬼ごっこをしたり
木に登っておしゃべりをしたり
木の下で居眠りしたりして・・・


君は僕に
夢をプレゼントしてくれたんだ
今までの寂しい生活に
活気を与えてくれたんだ
少なくとも僕は
そう思っている


そんな君が
もうすぐいなくなっちゃうなんて
僕には信じられないよ
そんなの
あまりにもひどすぎるよ


お願いだから
僕もいっしょに連れていって
もう 二度と
僕を一人ぼっちにしないで―


僕はそう伝えたかった
だけど 君は
やっぱり行ってしまうんだね


だから
今までのお礼として
今度は僕が君に
プレゼントをしよう


   二度と逢えないわけじゃない
   だから 泣かないで
   別れはいつもsmileで


あまりにも悲しすぎるセレナーデ


ああ 今日は満月
もうすぐ君は月世界へと
帰っていく





すべてのものに・・・


すべてのものになりたい
あなたの身のまわりの
すべてのものに・・・



すべての景色になりたい
あなたを囲む
すべての景色に・・・


あなたを見守りたいから
あなたをもっと知りたいから
あなたと共にいたいから


―あなたがすきだから―


ああ 今
この地球上の
あなたを包み込むすべてのものに
私はなりたい―





最低な日々

ふと立ち止まってみると
そこには最低な私がいた
やつれた顔をして 生きる望みを失ってしまった
そんな私がいた


一日一日を過ごすのがとてもいやで
今までずっと
いやな一日を過ごしてきたふうだ


でも 今日は違った
つらいことも沢山あったけど
一つだけ 嬉しいことがあったのだ


思いがけない人との半年ぶりの再会


一つのつらさのなかに
ちっぽけな楽しみを見つけながら過ごそう


そうして
私の最低な日々が再び始まった





It’s a snowy day.

チラチラと白い粉が舞ってくる
雪の精が地上に足を下ろし始めた
しんしんと さらさらと ひょーっと
辺りを見渡せば 一面の銀世界


It’s a snowy day.
見慣れてしまった景色が
今日だけは素敵に見えるね


そう 今日だけは夢の世界
空想の世界さ だけど
It’s a snowy day.
気になるあいつも気にする私も
何も変わっちゃいない
いつも通りの生活をしているよ


だからせめて今日だけは
私をprincessに あいつをprinceに
きみの魔法で変えてほしい


そして It’s a snowy day.
空想の世界で
二人きりのロマンティックな物語を作るのさ・・・





2月の雨

今は2月
朝 起きたときは
白くふわっとした雪が降っていた


どれくらい降り続くだろう
どうか 一日中降り続いてほしい


そんな気持ちで
窓の外を眺めていた
だけど・・・


それから2時間後
雪はいつの間にか
雨に変わっていた


まるで 幸せはいつまでも続かないと
暗示しているかのように


物事に期待を寄せてはいけない


2月の雨を見て
そう思った





悲しい風

今日は春一番
心地よい風がふいている


全く肌寒くない風
その流れに乗って
白いわた毛も舞っている


春一番
なんて悲しい風なの?
新しい出逢いが始まろうとする一方で
別れが近づいてきているという暗示


おまえなんて嫌いだよ
おまえなんて・・・


今のままでいい
今のままがいい


何一つ変えないで
何一つ私から奪っていかないで


楽しい時間(とき)を
親しい友人(とも)を
愛しいあの人を


お願いだから―


おまえの風で
おまえの魔法で
時間を止めておくれ


それ以上は何もいらない
何も望まない


春一番
なんておまえは悲しい風なの・・・





海の見える丘

ほら 海が見えるね
そっちじゃなくて 向こう側


光が反射して
優しく波が立っているのがわかるね
緑から青へのグラデーションが
とても綺麗に見える


何年か前のあの日も
こんな海が目の前に広がっていたね


あの頃はまだまだ子供だったから
何もわからなかったから
ただ無邪気に
何にもとらわれずに生きていけた


そう
初めて紙ヒコーキを飛ばしたのも
この丘からだったっけな
スイスイと真っすぐに飛んで
消えてなくなった


ああ あの頃はよかったなぁ・・・


だのに
いつからだろう
自分に素直になれなくなったのは
どうしてだろう
紙ヒコーキが飛ばなくなったのは


子供じゃなくなったから?
束縛されてしまったから?


もう子供じゃないんだね
もう自由じゃないんだね


時間(とき)が経つのは
あまりにも早すぎる
その中で 私はきっと
どこかに大切な物を
忘れてきたにちがいない


―大切な物を―


今日の海の色は私色
深い悲しみに満ちた
deep blue―





Key of Smile

堅く閉ざされた僕の心
誰か 開けてください


鍵なんか 要らない
君の笑顔さえあれば


無邪気で
明るくて
ちょっぴり意地悪く
だけど優しい
そんな君の笑顔さえあれば
鍵なんて 要らない


お願いです
堅く閉ざされた僕の心
君の笑顔で開けてください
待ってますから―





素直

泣きたいときに泣けないということほど
辛くて悲しいものはない


本当はものすごく
声をはりあげて泣きたい時だってあったのに
いつの間にか 我慢していた


私たちは感情の動物だから
喜怒哀楽
激しくったっていいのにね


そう思うと なんだか私たちって
寂しい動物のような気がする


何が私たちにそうさせたのか
知らないけど
私たち もっとお互いに
素直にならなきゃね


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